容姿・経歴・その他メモ

パーソナルデータ

名前：渡会(わたらい) 工(たくみ)
性別：男　年齢：27歳
ブリード：クロスブリード
シンドローム：エグザイル／ウロボロス
ワークス／カヴァー：UGNエージェントB／UGNエージェント
所属：UGN・T市支部
コードネーム：“贋作師(フェイカー)”
誕生日：4月30日
身長／体重：178cm／67kg
好きなもの：コーヒー、明け方の公園
嫌いなもの：喧騒、失望
苦手なもの：期待

一人称：僕　二人称：キミ
口調：～です、～ます、～ですか？
テキストカラー：フレンチグレイ #8da0b6

概要

過去に縋る半端者

　UGN・T市支部に所属するエージェント。少々卑屈ながらも真面目で誠実な性格。実力が中の下であることや、どんなに馬鹿にされても受け入れる低姿勢さから、チルドレンを含む一部のUGN職員からは見下されている。
　以前はスリーマンセルのチームを組んで活動していた。当時は今よりも明るく覇気があったという。その後、“FHノーバディセル突入作戦” を経て1名は死亡、1名は失踪を遂げチームは解散。残された彼は、失意の中で流されるままに任務をこなしている。今もなお過去への思念は吹っ切れておらず、任務の傍らで失踪した仲間を探し続けている。

かつての仲間たち

　“潜行眼(ディープダイバー)” 伊田(いだ) 逸人(はやと)、“不可視の銃弾(ダブルバレッド)” 三枝(さえぐさ) 汐里(しおり)とともにスリーマンセルで活動。伊田が得た情報をもとに三枝がバックアップ体制を整え、伊田と渡会の2人で現場に赴くスタイルを取っていた。
　功績もしっかりと上げていたものの、“FHノーバディセル突入作戦”にて敗北を喫し、2人の仲間を失うこととなった。
　覚醒当初はコピー能力しか身につけておらず、ウロボロスのピュアブリードだと思われていた渡会に、エグザイル能力を見出し戦闘方法を伝授したのは伊田である。そのため、相棒であり恩人である彼に憧憬の念を抱いていた。
　また、組織内で能無しと蔑まれていた自分の身を案じ、大切にしてくれた三枝には密かに恋心を抱いていた。しかし、彼女の自分への思いはチームメイトに向けるものであり、彼女に釣り合うのは伊田のような人だと考え、尻込みしている間にその想いが叶うことは無くなった。
　彼の胸中は当時で止まったまま、現在も前を向けていない。

未完の大器

　UGNの組織内での彼の能力についての評価は「中途半端の一言に尽きる」だ。
　多数を相手取る能力はあれど、殲滅するには力不足。重火器を使用して攻撃力を賄っているものの、そのせいで攻撃の精度も今ひとつ。おまけに攻撃をするほどに、肉体的にも精神的にも彼自身は痛手を負う。
　一つ一つで見れば優秀な能力を持っているものの、全てが半端なためにシナジーがなく欠点ばかりが目に余るのだ。上層部がスリーマンセルを組ませたのも、彼が単騎では使い物にならないためである。
　彼自身もそのことは重々に理解しているため、身の程をわきまえた姿勢を心がけている。
　しかし、彼の能力の本質は複写(コピー)にある。原版が秀逸であるほど贋作に価値があるのと同じく、優秀な相手であるほど彼自身の能力も際立つのだが、現段階においてそれに気付いている者はいない。

セッション履歴