容姿・経歴・その他メモ

「ごきげんよう。今の気分はどうかしら」
「素敵なお話ね。もう時間だから、そろそろ死んで良いわ」
「一瞬で終わらせましょう」

概要

FHのセルを渡り歩く怪人。
FHが活動を始めた初期から確認されており、時折人前に現れては血の海を作る。

落ち着いた態度と優雅な振る舞いを崩さない美人。
一方で、内面には人間への強い復讐心を抱えている。

物心がついた頃から、彼女の家は深い森の奥だった。
両親の顔も知らず、植物や動物、森そのものが彼女の父であり母だった。
やがて成長した彼女は森の支配者となり、幾多の生命は彼女の統治を称えていた。
人間の侵略者が森を拓きに来るまで、彼女の王国は栄華を誇っていた。

森が未知の炎に包まれ、故郷と臣民は灰燼に帰す。
燃え落ちる木々の間から、臣民は女王の最後の踊りを見た。
それは故郷への手向けであり、人類への命を懸けた宣戦布告である。
森は息絶え、あらゆる生命は侵略者共々燃え尽きた。
そうして、彼らの王国から女王が消えた。

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