容姿・経歴・その他メモ

特徴、性格

これといった特徴のない顔立ち、筋肉質な体つきの青年
普段はほとんど表情が変わらず物静かだが、戦闘等興奮状態になるとゲラゲラと笑いながら相手を嬲り口汚く叫ぶ二面性の持ち主

　元々は戦闘に消極的で殺人を忌避する性格だったが、組織の実験により戦闘を好むように調整された。実験以降戦闘や殺しを楽しむ自分とそれを忌避し悪と感じる自分の両方を同時に抱えており精神的に不安定になっている。

能力、部隊配備の経緯

　戦闘における潜在能力は高く、訓練の成績もよかった。だがこと対人、殺人になると拒否感が強く成績を落とす、日本という国に居たからだろうか、他にも幾人かそういう性質の者がいた。
それらは組織において『ダスト』と呼ばれる部隊に一纏めに配属される。
役割は捨てゴマ、使い捨ての実験台だ。

　『ダスト3』と呼称されていた頃、殺人に消極的な者を使えるようにする実験が行われた。薬物投与、人体改造、人格を司る脳への手術により好戦的で殺人を好む性質へ改変し、使える駒を増やそうという主旨の物だ。
　十数名のダストが実験に投入され、死亡、暴走せずにすんだのは一人だけだった。

　暴走しなかった『ダスト3』が呼称を改め『ステルベン』として実戦へ投入され、初の実戦でそれまでの消極的な様子から打って変わり容赦なく敵を惨殺、唯一の成功例として組織の戦闘部隊へと配属される。

　部隊配属後の問題として自身の負傷を考慮せずに戦闘を行うため、治療に長けた補助員と同時に作戦投入されることが多い。

トリアージ

　トリアージとは訓練時代からの同期であり、訓練時には戦闘に消極的であるという共通点から一緒にされることも多かった。
　部隊配備の際にトリアージはその治療など補助への適性から治療担当として配備され、以降実験後戦闘部隊配備まで顔を会わせることは無かった。

　ステルベンとして活動を始めてからは、治療、及びメンタルケア担当として共に活動することが多くなった。
　彼女が訓練時代には戦いを忌避していた少年が嬉々として人を殺すのをどう感じているかはわからないが、少年は彼女へ並々ならぬ感情を抱えている。

　同じ境遇、仲間への連帯感、戦えない彼女への庇護、未だ戦闘への忌避感を失わないことへの尊敬と嫉妬、既に数少ない同期の少女への友情愛情、そして彼女が死ぬ時には自分の手でと思う歪んだ殺意。
　恋と呼ぶには醜く、愛と呼ぶには悍ましい。総じて執着と偏愛である。

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