容姿・経歴・その他メモ

右腕の無い少女。
鉄を思わせる美しい銀色の毛並みに覆われた、狼獣人。ほぼ人間型の骨格。
【テイワズの手】
ミストルティンとしてのアーキタイプ。失った右腕を補うように炎状のエネルギーが腕の形を取る。温度、大きさ、物体に触れられるか否か等自在に調節可能。

生まれつきのオーヴァードであり、獣化した姿を自身の本来／自然体の姿と認識している。そのため一般人の目に付く時以外の日常の大半を獣化して生活している。また、類似する意識のチルドレンやイリーガルと友人間コミュニティを築いている。
本物の狼には然程詳しくない。せいぜい知識自慢の中学生程度の知識。別に狼になりたいわけではなく、生まれた時からたまたま狼だっただけなのである。逆に「狼だったらこうだろう」等と他者から押し付けられても困る。
外向的で友人を作るのが上手い一方で、内心は悲観的で臆病。

ごく最近グレイプニルのRBからの襲撃に会い、右腕を噛み千切られた際にミストルティンに覚醒。その場でRBを撃退した。それ以前は戦いに対して消極的・無関心であったのだが、その事件以後は打って変わって戦いに強い使命感を持つようになった。

実は元々は現在と異なるシンドロームのトライブリードであったのだが、ミストルティン覚醒時に入れ替わってシンドロームを一つ喪失している。ならば、と彼女は当然考える…自らのアイデンティティと認識しているキュマイラのシンドロームが喪失していた可能性もあったのでは？　もしそうなっていたら、自分は今頃どうなっていただろうか？　それはジャーム化の話などよりもずっと強い実感を伴う、自己の喪失への恐怖だった。自分以外のオーヴァード達が普段向き合っているものを、彼女はその時初めて知った。
こうして、少女はその日を境に戦士となった。

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