芸人として活動するUGNチルドレン。人を笑わせ、笑顔にする仕事をする傍ら、裏では犯罪者や、都合の悪い人間を秘密裏に爆死する暗殺部隊に所属している。相方がオーヴァードであることは知っているが、自分の裏の顔は教えていない。
UGNの実験により肉体を改造されている。その時の影響で脳に損傷があり、暴力や倫理から外れた行為を行える。
また、基本的には他人に対してもほとんど興味がなく、邪魔だと感じたら流れるように殺せる。しかし、流石に所かまわず殺害していると自分がUGNに消されかねないので、自分のファンには一切手を出さないことを信条としている。

UGN内の培養官の中で生まれる。その後、UGNの研究部の想定以上の成長率を見せた為、一歳の頃追加で肉体改造を施される。この時、手術の影響で脳にダメージを負う。本来ならばすぐ治すべきなのだが、当初はオーヴァードとしての回復力ですぐ治ると思われたから放置された。実際怪我はすぐ修復され、ある日まで一切問題がなかった。
その後はUGNの暗殺部隊として育てられる毎日を送った。仲間と切磋琢磨した後、優秀な暗殺者として大成した。仕事も順調に行っていたが、ある日しくじってしまい暗殺対象と戦闘になる。なんとか勝利したが、その時の敵の攻撃で大怪我を負い、特に脳に関しては一部欠損するほどのダメージを受けた。
治療によって、体はなんとか修復することができたが、脳だけは小さい頃の怪我の影響もあり完全には治すことができなかった。結果、痛みを感じ取ることができず、また元から薄かった感情がさらに希薄になってしまった。
事態を重く受け止めたUGN側は、彼を一時療養させることにした。その間にたまたま見たお笑いを見て、脳の怪我以来初めて自分の中の何かが始めた気がした。その”何か”をまた体験したい。その思いから芸人の動画を大量に摂取し、最終的に芸能事務所に所属。当時フリーだった篁村風雅を相方にしコンビを結成した。
それからというもの、時にはUGNチルドレンの暗殺部隊として。時には高校生漫才師としての二つの顔を持っている。

ある日、UGNの仕事の一環で、アリエルと名乗る少女を助けてしまった。元々一切救う気がなく、成り行きで助けただけだがなんだか妙に好かれている。最近連絡がつかないので、今度は見捨てようかななどと少し思っている。

能力︰左手での握手（チェーン・トゥ・ザ・リズム）
左手から爆発性のガスを生成する能力。威力が分散しないように、基本的に使用するときはソラリスの能力で生成したカプセルの中にガスを閉じ込め殺傷力を高めている。あえて室内にガスをため、爆破の威力をあげるなどの使い方もある。
〈能力の説明〉
・ガスには匂いもなく、もし誰かが火をつけたとしても引火しない。
・爆破させるためには、金田か、金田が指定した人物（指定するためには、対象と十分以上の会話を行い右手で握手を行う必要がある）が左手のひらと右手のひらを重ね合わせる必要がある。
発動条件の例としては、拍手。握手。合掌などで発動する。爆破のためには金田または、金田が指定した人物の手同士である必要はなく、全く無関係な人物とでも良い。
どのような形であれ、左手のひらと右手のひらが触れれば良い。
・また、金田の強靭な肉体により壁や電柱の内部に直接ガスを注入することもできる。
・一度スイッチが起動すると、これまで出してきたガスがすべて爆発し、一部だけ残す。といった扱いはできない。
しかし、このような緩い縛りのせいで単発の爆発の威力はあまり高くなく、単発の爆発だとぎりぎり一般人が死ぬ程度。

なので、カプセルを暗殺対象の飲み物などに数個ほど混ぜ遠方から内部で爆発したり、事前に標的の家に忍び込み、室内をガスで満たし家ごと爆破したり無理矢理口に左手をつっこみ、体内をガスで満たしつくしてでの殺害、他には高所などで、大事なパーツを爆破で破損させ、事故死に見せかけるなどがある。

基本的に暗殺メインのため、能力が強い代わりに火力が低い。なので、基本的に策を練って戦うスタイル。あまり面と向かった戦闘は得意じゃない。

芸名︰カネダ
篁村風雅と一緒にコンビ「ペニー通り」として活動している。
ツッコミとネタ作り担当。コントと漫才、どちらもやるスタイルで活動している。
笑顔を絶やさず、ネタをまくし立てて笑いを取る。
ファンサをよくしてくれる。ファン思いの芸人としてみられている。
（本人はただ、自分のルールに従っているだけだと主張している）

ステージの真ん中で、白装束を着て寝ている金田。　
「次は、弔辞です」というアナウンスが流れる。

周りのすすり泣く声。そこに、いつもの竹刀と紙を携えて篁村が上手から、真っ白なスーツで登場する。一分ほど、ネクタイを緩めてから直したり、スーツを一度脱ぎかけてからまた着たりなど、間を取る。最後に一度、大きなあくびをし、手紙を一度取りだして読み上げようとする
篁「謹んｄ」
金田「あほぉー！」おもむろに起き上がり、声を上げる
篁「うぉっ起きた。」
金田「なんで白スーツやねんお前ぇ！」
篁「あぁ、さっきまで歌舞伎見てたから。」
金田「おぉ場ぁわきまえろぉ？しかもな？しかもお前スーツの下見せてみ？」
篁「あぁ、これ？」白スーツを脱ぐ
金田「ちゃんと喪服持ってるんじゃねぇか！はよ着替えてこいお前！」
篁「うだうだうるせぇなぁ布切れ一枚で。」竹刀ばちぃん
金田「うおっこわっ！！！そういうとこやで？お前。とりあえず着替えて来い！上とネクタイだけでいいから。」
篁「ったく、仕方ねぇな」
篁村、はける
「ったく、死にきれねぇわマジで」
篁村、喪服（下は白ズボン、上はネクタイなし）で登場
篁「はい、これで満足か？」
金田「まぁまぁ赤点のファッションだけど許すわ。じゃ、俺また死ぬから。ちゃんとやってくれよ？マジで。後、最初の挨拶とかはもうすぱっと切っちまっていいから。そういうキャラじゃないやんお前」また横になる。ぴくりとも動かない
篁「あっ復活した理由は言わないのね。…黙っちまった。キリストの次に復活を果たしたのがこいつなのなんか癪に障るな。」そういいつつ、紙を広げ、再度読み始める
篁「お前と出会ったのは、ちょうど俺が剣道の大会から家に帰っているとき。ぶっちぎりで優勝して意気揚々と帰っているときでしたね。俺は、悪党に襲われていた君を助けたのが、初めての出会い。そっから、色々あったよなぁ」
金田「うんちょっと待って？」また起き上がる
篁「なんだよさっきからいちいち起きやがって。いっぺん死んどけ人として」竹刀を顔目掛けて振り回す
金田「うぉあっぶな！殺意えぐない？一応コンビやで？うちら」咄嗟に頭を下げ回避する
篁「おぉやるやん」
金田「おぉやるやん。じゃねぇ！一歩間違えれば１５年以下の懲役か５０万の罰金ぞ？」
篁「なんで死んでるのに傷害罪について詳しいんだよ」
金田「るっせ！それよりなぁ……。人の葬式でぇ！！話盛るなやぁぁ！！！」
篁「え？」
金田「お前、パチンコ店の前で泣き崩れてたところをうちが金貸したのが最初やろがい！ようシームレスに嘘ついたなぁオメェ」
篁「あれ？せやっけ。いやぁごめんなぁ覚えてないなぁ。まま、とりあえず寝とけって。こっから真面目にやるから。ね？」
金田「ほんまかぁぁぁ？？野球も三ストライクでアウト。仏の顔も三度までやで？」
篁「まーまーまーまー。な？」
金田「ほんま怖いなぁコイツ。寝るけどさぁ…。」また横になる
金田「…。いや。一応少しだけ目開けとくか。また三途の川泳ぐの疲れるし」
篁「あっそういう感じで復活してたのね。」
篁「……どんなにつらい時でも、君は、俺の隣にいてくれた。」
金田「…ええ感じやん。」
篁「一緒に、お笑いの頂点を目指そうって、語り合った。」
金田「…まじで良さそうじゃん。」
篁「なぁ、なんで先に行ってしまったんだい？君。先に誘ってきたのは、お前なのに。先に走り抜けるなよ、俺を置いて」
金田「よかったぁこれでようやく寝れそ」
篁「では、俺からの最後の手向けだ。天国にいけることを、俺は願っている。」そう言い、ポッケから灰を取り出し、金田に全力で投げつけた
金田「いった！！いぃぃっった！！！おうテメェ死ぬ覚悟あるんやろなぁ！！」棺桶の中から這い出て立ち上がる
篁「おう、かかってこい！」竹刀を構える
金田「まじでやるわけ無いやろアホ！それはなぁ、未来天下取れるやつでギリッギリぶん殴られる所業やねん！…はぁ…はぁ……。あー疲れた。お前より先に死ねねぇわ。何されるかわからへんもん」
篁「おっじゃあ生き返ったのか！よし、じゃあ一緒に、あの金貸してくれたパチンコ店で、また一緒に打とうぜ！」
金田「それこそマジに死んでから言うて欲しかったわ。」


〜終〜

・篁村　風雅
コンビ「ペニー通り」の相方。常に竹刀を持っている。別に痛くもないし、あんなもので殴られても怖くもなんともないが、客の前ではびびる演技をしている。
相方がオーヴァードであることは知っているが、別に指摘するほどのことでもないため気にしていない。
金田が、ファン以外で気に掛ける１号
・アリエル
前に仕事で助けてしまった少女。殺すわけにもいかないため、なぁなぁで仲よくしている。
自分のファン以外で気に掛ける人物２号。笑いすら絡まずにというのを含めると、掛け値なしに安否を気にする人物としてはたった唯一の存在