容姿・経歴・その他メモ

戦闘時以外は、通常の人間と同じ特徴をしている。
強いて挙げるとするならば、常人より犬歯が少し発達している程度である。
それ以外は普通の人間である。


外見だけを見るならば。


荒上　桜馬（あらがみ　おうま）

身長：168cm
体重：96kg　
年齢：16歳　
性格：不良


桜馬の異常性一つ目：【身体能力】
身長と外見に比べその体重はとても重い。
その理由は、筋密度にある。
その筋密度は、常人の8倍。
これは先天的なものであり、他の異常性が無ければ
彼は超人と呼ばれていたことであろう。

桜馬の異常性二つ目：【獰猛さ】
これは、後天的なものであるが彼の利点でもあり欠点でもある。
生まれて育ってきた環境により戦闘時に怒りの感情を噴出して
本能で戦う獣のような戦闘を見せることがある。
詳細は判明していないがこれはPTSD（心的外傷後ストレス障害）
に近いと思われる。

桜馬の異常性三つ目:【鬼人】
桜馬は前述した筋密度と獰猛さにより、暴れ狂う鬼のようになる。
そして、桜馬は戦闘時になると無意識下で心拍数を爆発的に上げていることが判明した。
これによりもともと高い身体能力を底上げしていると思われる。
この心拍数を上げた状態になると、通常時よりも血流が異常に早くなるため全身が赤くなり、目も充血する。
意識して引き出すことも可能の様だが、一度上げてしまうと戻すのが難しいらしい。

桜馬の異常性四つ目：【多腕】
桜馬は腕が八本ある。
生まれたときは三本であったが、成長するにつれて一本また一本と増えていった。
恐らくこれ以上増えることは無い。
本人はこの腕のせいで家族や親戚から迫害され続けてきたため、大きなコンプレックスとなっている。
また、腕を増やしたことによって筋密度が変わる事は無く単純に手数が8倍になっている。
戦闘時以外はあまり腕を出すことは無いが観察中、マリア・キングストンの前でだけ八本の腕で中指を立てているところ発見した。

彼がまだ16歳の子供という点、明確に人間に敵対する意思が無い点から彼の処分は延期になっている。

履歴

平安時代から続く名家「荒上家」に生まれる。
生まれたときから腕が一本多い奇形の姿で生まれる。
800年前、桜馬と同じ腕が一本多く生まれ最終的に8本の腕を持った阿修羅のような人間が
荒上家どころか、荒上家のある町に甚大な被害をもたらした伝承があった。
そんな伝承と同じ腕を持った桜馬を愛す人間は誰もおらず、人格形成において重要と言われる
3歳から10歳の間を人間として扱われず過ごした。
これにより、元々優しかった桜馬はグレた。
そのタイミングで荒上家の人間は桜馬をロンドンの老夫婦の養子に出した。
言葉はわからずとも、優しくしてくれる老夫婦に桜馬は困惑していた。
そして、これが愛なのだと知る。
４年間、老夫婦に教えてもらいながら言語を学び、普通の子供としての自覚が生まれてきた。

ある日、養父の通う病院が襲撃される、ファルスハーツによって。
桜馬もその場に居合わせていた、そしてその光景を目撃した。
自身に対して無償の愛を届けてくれた存在が無残にも肉塊にされる瞬間を。
その時、桜馬の中にあった憎悪が爆発した。
異形の姿となり、赤い涙を流しながら訳も分からずファルスハーツの構成員を攻撃し続けた。
どうやらそこにはUGNエージェントも駆け付けていたらしいが8本の腕と赤い体で全てに敵対していた。
駆け付けていたUGN職員曰く、その姿は仏教において帝釈天と敵対し、憎悪にまみれた鬼神、阿修羅そのもであったという。
その鬼神が最後に手にかけたのは、養母だった。
気づいたときにはもう遅く、自身の行いを後悔する間もなくUGNエージェントたちに取り押さえられ、身柄を拘束された。

自分の力によって人を傷つけてしまった。
自分がいるから、人が傷つく、人が死ぬ。
あいつらの言う通りだった。

この事件により、死者7名、重傷者9名、軽傷者39名の被害が出た。
その中で桜馬が殺害したのはファルスハーツの構成員と、養母のみである。
奇跡的にUGN職員や他の一般人には軽傷で済んでいる。
しかし、死者が出ている時点で軽くは受け止められないため、一時的な処分として
イリーガルとして事件へ協力を強制し、力の制御のために玉野椿の下で二年間修業をした。
その間も常に監視をされていた。

14歳から16歳までの二年間、力の制御とその実践訓練としていくつかの事件をUGNと解決してきた。
その中でマリア・キングストンとも出会うことになる。
彼女は、桜馬に持っていないものをすべて持っていた。
オーヴァードを制御する意思、戦闘時の鮮やかな剣技、人望。
修行の一環で彼女と模擬戦闘をすることがあったが、桜馬は一度たりとも彼女に勝利していない。
そんな彼女に対して桜馬は徐々に憧れを持つと同時に超えるべきライバルとして意識している。
そして、健全な幼少期を過ごしていない彼は彼女に抱いているもう一つの感情には気づいていないし、理解もできないだろう。

なげえ
読みずれえ

・忌み子として扱われてクソみたいな幼少期をおくる
・当然グレる
・ロンドンに養子に出される
・愛を知る
・養父が殺され養母を殺す
・やっちまったぜ
・捕まっちゃった
・UGNの偉いひと「UGNのために働け、あととりあえず二年間修行しろ、あとずっとUGNの監視下な。」
・なんかめっちゃ強い同年代おる、超えてえ


師匠である玉野椿は語る
「UGN職員は暴走したあいつを阿修羅と例えたらしいな。
間違っちゃいない、あいつは阿修羅だ。これは比喩でも過大評価でもなく、事実だ。
修行中にあいつの怒りの感情と向き合ってみたんだが、明らかに桜馬以外の何かがあいつの中にいた。
そんなことある訳がねえと信じたいが、多分本当にあいつには阿修羅が宿っている。
悪神、鬼人、悪魔である阿修羅、人を恨み続けて怒り続けて戦い続けた修羅道。
怒りに任せ、力を振るい続けるだけならば、あいつにはもうその道しかないだろう。
だけどな、あいつが自分以外の誰かを守るためにその力を使うのならなれるんじゃねえかな、
かつて釈迦とその教えを守護した天龍八部衆である阿修羅に。」

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