NハンドアウトPC②
ワークス/カヴァー：レネゲイドビーイング/指定なし
ロイス："プランナー"都築京香
推奨感情：P好奇心/N不信感
最古のRBにしてゼノスのリーダー、都築京香とキミは対峙している。
なかなかに面白い奴だ。そう感じたキミだが、キミはそんなことのために彼女のもとに赴いたのではない。
──【蒼蒼計画(コバルト・プラン)】。キミは協力しているUGN支部長に頼まれ、プランナーたる彼女からこれを受け取りに来たのだった。

■Rハンドアウト
PCには以下の設定がつく。
PC②：インディゴとUGN・プランナーとのダブルスパイ


RハンドアウトPC②
ロイス："和御魂(にぎみたま)"伊比津美摘(いびつ みつみ)　
推奨感情：P友情/N指定なし
公開条件：クライマックス戦闘後、インディゴを伊比津美摘の身体ごと殺害する

【蒼蒼計画】、それは都築京香のプランの全てではない。
そして、伊比津美摘は【戦闘用人格】を持つ二重人格な訳ではない。【奇妙な隣人(ストレンジネイバー)】がちょっと住みついているだけなのだ。もっとも、その奇妙な隣人こそがキミの旧友。長い付き合いをやっているレネゲイドビーイングの1人である。
キミは全てを見届け、そして終わらせる役割を持っている。

◆PL向け捕足
このRハンドアウトの公開タイミングはクライマックス戦闘~バックトラック直前固定となる。

”荒御魂”伊比津美摘の中に潜むレネゲイドビーイング、"和御魂"は、わざと「インディゴ」に人間である"荒御魂"の肉体を明け渡した。それは、「インディゴ」に一度武上支部を乗っ取らせ、油断したところで、止めをPC②に任せている。
PC②は事件の真相をほぼ知っている状態でシナリオを進行し、相棒であるPC①には最後までそれを秘密とする。


■【蒼蒼計画】の真の内容
現在隣の市である小佐古(こさこ)支部で起こった集団ジャーム化事件【紅紫法典】により、小佐古市、そしてPCが拠点とする武上(たけがみ)町でも、その被害者の治療又はまだ被害に遭っていない人のためのワクチンにもなる万能薬、「対レネゲイド抗生物質」なる薬剤が大量に不足している状態であった。
「インディゴ」は自分の体組織を他人に組み込ませることで他者を取殺すことが出来るレネゲイドビーイングであり、この薬剤に微量ずつ自分の分身を含ませることで武上町全体に巨大パンデミックを起こし、因縁の相手であるPC①を混乱に乗じて抹殺することこそが、都築京香の考案した【蒼蒼計画】である。
これは都築がインディゴを騙すための真っ赤なウソ。実際は分身を大量にインディゴに差し出させることで、弱体化させるのが目的となる。
この「インディゴ」の体組織を含ませた錠剤は鮮やかなコバルトブルー。

■和御魂と荒御魂
伊比津神社は代々祀られている神の眷属を式神として巫女に憑依させるしきたりがある。支部長業を本人ではなくほぼレネゲイドビーイングがこなしていると知られれば伊比津の支部長としての威厳が損なわれるということで、"どちらも本人"として【戦闘用人格】を自称していた。

NハンドアウトPC③④(コバルト共通)
ワークス/カヴァー：UGNエージェント/指定なし&レネゲイドビーイング/指定なし
ロイス：山田餓狼丸
推奨感情：P庇護/N猜疑心
【蒼蒼計画】の顛末を報告すべく、オーヴァード対策科の警察官に事情聴取を受けることとなったキミ達。その帰り道に病院前ですすり泣く人物と出会う。
【蒼蒼計画】被害者の知り合いを名乗る少年・山田は非オーヴァードである故に面会を取り合ってもらえず、病院で門前払いを食らったという。
可哀想だが仕方ない、そう慰めようとしたキミ達は気づくだろう。彼が奇妙な首輪を架せられていることに。
■Rハンドアウト
PCには、以下の設定が付く。
PC③④：日々出晴英の生存を隠している

RハンドアウトPC③④(コバルト共通)
ロイス："ウィザード" 日々出晴英(ひびではるひで)
推奨感情：P信頼/N不安
公開条件：PC①②を信用していいと判断した時
ウィザードは生きている。
キミ達は選択し、彼女を脅威から護ったのだ。作戦上の措置でその生存を隠したに過ぎない。
しかしキミ達にはおいそれと話すわけにはいかない理由があった。
【蒼蒼計画】は、【紅紫法典】に影響された便乗犯インディゴの仕業と思いきや、二つの事件はどちらもFHが裏で糸を引いていたという疑惑が浮上していたのだ。
今、ウィザードはその身分を利用して他のエージェントと共に件のFHセルを追っている。無闇に話して作戦の邪魔はできない。目の前にいる彼らを味方と認めたその時、事実を明かそう。

■プレイヤー向け補足
【蒼蒼計画】エンディングにおける偽装工作により、現在日々出はその生存を隠したまま隠密行動に長けた坂月と行動している。
開示タイミングは実質的に自由であるが、状況によっては情報が敵に漏れてしまうかもしれない、という点に注意すること。