ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

蓮見ニト - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

白文(シニフィエ)蓮見ニト

プレイヤー:NitL

自由登録 基本ステージ

年齢
21
性別
星座
射手座
身長
148.1
体重
30
血液型
A型
ワークス
UGNエージェント
カヴァー
大学生
ブリード
クロスブリード
シンドローム
オルクス
ノイマン
HP最大値
31
常備化ポイント
10
財産ポイント
8
行動値
11
戦闘移動
16
全力移動
32

経験点

消費
+235
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 私は家族〘に恵まれた。〙12/09生まれ
〘幸せな〙家庭
経験 〘私が大学から帰ると〙家族が皆血を流して引き裂かれていた。3人分の温かい食事は幸福なまま食卓にあった。
〘惨殺〙
邂逅 覚醒を自認していなかった高校3年時に、UGNに拾われて世界の裏と出会った。〘レネゲイド、こんなに面白いものは他にない。〙
ヒトの可能性
覚醒 侵蝕値 初めてオーヴァードの話を聞いて私は救われた心地だった。 ……何故だ?憶えていない。
無知 15
衝動 侵蝕値 実験対象を見る私の目が恐ろしいと言われたことがある。それはまるで親の仇を見るかのようだと。
憎悪 18
/変異暴走 通常の暴走に加えて HPダメージを受けた相手を対象に憎悪を付与される。
侵蝕率基本値33

能力値

肉体1 感覚1 精神9 社会3
シンドローム0+0 シンドローム1+0 シンドローム1+3 シンドローム2+1
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長1 成長 成長4 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC11 交渉
回避 知覚2 意志+1=6 調達2
知識:記憶処理5 情報:UGN1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
D 変異種
S 家族 懐旧 憎悪

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
得意領域 5 セットアッププロセス
鋼の顎 2 メジャーアクション
破砕の顎 5 メジャーアクション
コンセントレイト:オルクス 2 メジャーアクション
プレディクション 2 メジャーアクション Dロイス
幸運の守護 1 リアクション
リフレックス:オルクス 3 リアクション
ワールドシェイカー 3 オートアクション リミット
縮地 1 オートアクション
支配者の呪詛 4 オートアクション

コンボ

蓮見式思考拡散

組み合わせ
破砕の顎鋼の顎コンセ(ワールドシェイカー)
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
8(12)
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
9+6
8
11
19(+2D)
100%以上
9+7
7
11
21(+2D)

発達した蔦の因子を対象の体内へと植え付ける攻撃。
以降は因子を介して自滅を誘う行動となる。
致命的な行動には本能によるストッパーが効くため誘導できない。

そらへの渇望(ニトクロリディウム)

組み合わせ
破砕の顎鋼の顎コンセプレディクション(ワールドシェイカー)
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
12(16)
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
9+7
8
11
19
100%以上
9+8
7
11
21

変容した因子によって脳の神経伝達を阻害し、対象の意に反して攻撃の当たりやすい場所へと体を動かす攻撃。
自滅を誘う寄生虫の名前から蓮見自身が名付けている。

揮発性座標(シニフィアン・プロット)

組み合わせ
タイミング
技能
RC
難易度
対象
射程
侵蝕値
3
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
9+7
7
11
100%以上
9+8
7
11

一時前の記憶を改竄し、こちらの位置を誤認させる。
対象の攻撃より前に仕掛ける必要があるため万能ではない。

一般アイテム常備化経験点種別技能解説
思い出の一品 2 家族写真 笑顔の父、母、弟が家の前で並んで写っている。
裏面には日付が乱れた文字で書かれている。3/24

本人がこの写真を誰かに見せること自体まずあり得ないが、他者が見た場合には、蓮見ニトを含めた4人が笑顔で写っている
かけがえのない逸品*3 15 登場ダイスを振り直す
ブックカバー、リボン、手帳。
記憶の脆さを知る者は、物質にこそ価値を見出す。
たとえ大事に抱えている理由を忘れていたとしても。
ディシブリンズアクト 15 〈RC〉の判定ダイス+2
私は記憶処理の専門家だよ?当然じゃないか。
デモンズシード 3 《支配者の呪詛》の最大レベル+1 侵蝕増
研究室から持ち出して使用している。許可済み
本人は知らないが、心臓を覆い被せるような形状へと変貌を遂げている。
リマインドソウル 15 バックトラック時のダイス+1
私には自分の命を投げ出してまで誰かの事を助ける理由がない。
それは果たして臆病か。果たして自己中心的だろうか。

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
50 42 225 48 0 365 0/365
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

容姿・性格

一言で換言するならば「小難しい口調で話すちんまいロリ」
人懐こい見た目に反して排他的...なのだが対人能力の低さが仇となってそこそこ絡まれる。
調子に乗りやすく、優越感や高揚感に浸って暴走する節がある。
また、発育が中学時代からパッタリと止まっている。〘ノイマンに覚醒したことで強化された思考に栄養が持っていかれたようだ。〙

ある程度馴れた相手であれば会話をすることも可能なのだが、それでも視線だけは絶対に合うことは無い。飄々と普通に話しているときは必ず、窓の外だったりテーブルの縁だったり手元のエナジードリンクの成分表だったりの方をまんじりともせず見つめている。 

 運動が苦手で実践経験も浅いことから前線に出ることを嫌がる。元来研究員として所属していたためゴネるのも仕方ないと言えば仕方ないのだろう。誰しもが戦うためにUGNに属している訳では無い。彼女もそんな一派の一人だ。
 やむを得ず出撃する際には、攻撃に乗じて様々な"実験"を行う悪い癖がある。それが彼女が戦闘を行うモチベーションの殆どを占めていることは言うまでもないだろう。本人もちょっとは悪いと思っているようではある。

経歴

国際環境情報大学工学部情報システム学科4年生
4か月前にN市で起きた事件の後処理要員としてK市から異動してきたエージェント。
主に一般人の記憶処理を担当している。

UGN歴は約4年。高校卒業間近の頃にオーヴァードとして発見され、国際環境情報大学のレネゲイド研究室へのパイプが繋がった。
当時はエフェクトの戦闘傾向が低く、制御にも難があったため研究員として白羽の矢が立てられたのである。
家族3人が惨殺されたことを機に変異種が活性化し、戦闘に応用できる程にエフェクト制御の精度が向上した。

蓮見家の惨殺事件について問えば、彼女は悔しさと〘悲しみ〙を口にするだろう。
〖この事件は本人立ち合いの元行ったUGNの捜査でジャームによるものと判明している。〗

能力

主に記憶を操作する能力
一般人であればエピソード記憶の一部を改竄することが可能である。
これはUGNの記憶処理でも良く行われるものであり、此度の事後処理に於いても使用された。

 また誤解を招きがちだが、彼女自身が対象の記憶を覗き見ることはできない。実際に対象が見た内容は面談にて引き出さなければならず、会話が不可能な状態にあった場合はエグザイルが直接引き出す必要がある。

 消したい記憶、改竄したい記憶の指定は時間や想定されるエピソードを基準としており、それを因子に織り込むことで『記憶に対する抗体』のような役割を持たせている。大抵は『直近起きたショッキングな出来事』というフワッとした指定で行われている。


 記憶処理分野の発展として、力が高まれば意味記憶の消滅を行うことができるだろうとされるが、その件に関してレネゲイド研究者は揃って口を閉ざす。余りにも恐ろしい思想であるからだ。これは興味が倫理を踏みにじり勝ちの蓮見に於いても例外ではない。
 しかし、FHの科学者がそのタブーに従うとはまるで思えず、対抗策を講じるためにも研究は必要であるとは言える。学会を密やかに二分している命題の一つだ。


植物の種子を因子によって急激に活性化させ、対象に対して仕向けることで攻撃を行う。
しかし所詮は植物であるため、貫いた際の威力は微々たるものである。
本懐は因子を含んだツタを体内に残留させる点にある。オルクスの干渉をある程度可能にするためだ。

自滅を誘うために断続的に一瞬過去の記憶を改竄する。
それによって対象は偏差把握が困難となり、攻撃や自身の位置ですら不覚となる。
直接手を汚さず対象は嬲り殺しとなるため、味方から良い顔をされないのが玉に瑕。
また、本能や反射によって動く相手に対しては動揺が誘えないことがあるため相性が悪い。


>End
>▌

履歴

>User name: Nit.L
>PASS:**************************
>Nitorchloridium launch...
>32.4% booting...
>78.9% booting..
>100.0% booting.
>Edit successful!! :File324
>
>▌

研究日誌
レポートNo.1

K:ウッドストック

オーヴァードであっても脳付近に因子があれば干渉を行うことが可能であるようだ。
しかし今回クランケとなって頂いたウッドストックは零細FHセルのリーダー。対象の練度やレネゲイドの相性によって作用が変わることは十分考えられる。今後戦闘に参加する際はこの点により着眼して検証を行いたい。

しかしながら大学のレネゲイド研究室で止められていた人体実験も、正義の名の下に執行を許されるというならば、戦闘に参加するというのも案外悪くないのかもしれない。
逆にそれ以外の戦闘参加のモチベーションは今の私にはない。今後縦しんば私が正義に目覚めたならば話は別だろうが。

レポートNo.2

K:ガウェイン・ブラックスター

ステイトオブグレイスの不良オーヴァード。
作成した銃器を一般人に配布し、装備させることによって生じた狂乱を傍から見ることが堪らない変態だ。
つまりシンドロームはモルフェウスなのだが、事はそこまで単純ではない。

(これは私が不勉強である可能性もあるが)エフェクト作成の武器によって一般人が精神汚染を受ける事例は知らない。
加えて、彼奴が戦闘中作り出した剣は、一般人の子供をジャームと見まごうオーヴァードに仕立て上げた。(この汚染は剣の消滅と共に解除された。それ自体も目を離せない点といえる)
ジャーム化やレネゲイド濃度については私の専門外ではあるが、間近で見せられて何も感じないほど不能ではない。
幸か不幸か、ガウェイン何某は取り逃している。何処ぞで野垂れ死んでいなければきっとまた顔を見せることもあるだろう。
楽しみ...と言っては流石に不謹慎だろうが、また新たな発見をつれて表舞台に現れるのを待つとしよう。

(追記 2021/5/17 11:21)
ガウェイン(以下略)はやはり何者かの助力を得て生き延びていたが、捕縛しきれずに我々の目の前で処理されるという失態を演じてしまった。慙愧に堪えない。
 新たに奴が持ち出した弾丸はこれまた非常に興味深いものであった。作用としてはガウェインの武器と同様だが、体に埋め込むものなので脱離の心配がない。オーヴァード化した一般人は、これを摘出することで2~3%程度まで推定侵蝕率が低下し、記憶の混濁も無く、日常生活の再開を滞りなく行っている。作為的にオーヴァードを生み出す手段で可逆性が認められたのは非常に稀であり、ウィルスの残存も無いのは初めてのケースではないだろうか。
 仮にUGNのあずかり知らぬオーヴァード化アタッチメントがSoG及びFHなどの敵対組織で実用化されつつあるのであれば由々しき問題である。

 さて、ここで個人的な考察として、私はこれが薬品やエフェクトを含有した弾丸というより、特定の形状を持った寄生型レネゲイドビーイングである可能性を指摘したい。EXレネゲイド認定されたアイテムで疑似オーヴァード化(可逆性を持ったオーヴァード化)した例は非常に少ないが、寄生型レネゲイドビーイングの例は多数寄せられている。本人が覚醒、一時覚醒したわけでは無いため、依り代が外れたタイミングで残存せずにオーヴァードで無くなる点も一致している。また、そうなるとガウェインの能力がレネゲイドビーイングを作り出すという特異性を持っていた可能性も考えられるだろう。(尤もこれらが結論ありきの暴論だと言われたらぐうの音も出ないのだが)

 勿論これらを検証するにはよりサンプルが必要であり、ガウェイン本人が死亡したことで能力検証もし辛く、弾丸にしても入手ルートが確保できなかった以上こちらからのアプローチは無くなったと思うべきだろう。残念でならない。
 唯一手掛かりとなりそうなのはあの和装の剣客だが、ガウェインの復讐心を見切ってUGNにけしかけたのだとしたら、かなり慎重な男である。尻尾を掴むのは骨が折れるかもしれない。

 それからもう一点。剣客と対峙した状態のガウェインは私の因子制御を拒否する状態にあった。恐らくはより強い恐怖に対面した事が原因だろうが、もう少し調査を進める必要がある。
 戦闘のような緊張状態の中での因子操作は私の知らない世界である。しかし、今後も戦闘に何かと理由をつけて巻き込まれる予感がプンプンするので万が一にもバグが起きてもらっては困るのだ。外で痛みに苦しみながら死ぬなどまっぴらごめんなのだから。

レポートNo.3

K:シャフト

FHセル『アサシンズセル』のセルリーダーらしい。
ハヌマーンの俊敏性を最大限に活用して手数を増やす様には圧倒された。
なうてのオーヴァードらしくこちらの制御に対する耐性は非常に強かったため、対ウッドストックのようなワンサイドとはならなかった。しかし一定の成果は得られたのでここに記す。

 彼の戦法である高速移動による分身は残像であり、あくまで姿が増えても状況判断や運動制御を行うのは一つの脳だ。
全くのランダムに移動されていた場合その脳を狙うことは難しいが、幸いとパターン化された移動のみを行っていたため問題とはならなかった。恐らく攻撃に集中するために移動を単純化した結果なのだろう。攻撃を多少受けても構わないという自信の表れとも言える。

 さて、前述したようにシャフトは私の制御への耐性が非常に高かった。断続的な一時記憶処理を受け付けないのは、残像の位置に寸分のブレも見えなかったことから明らかだったため、これは戦闘の途中で諦めた。つまりは『自身を忘れさせることは』できなかった。
 次に行ったのは我々戦闘班の位置を一瞬忘れさせることだ。これはかなり上手くいき、4度の攻撃の内2度の妨害を成した。移動をある程度捨てて攻撃に振っている者が攻撃を失敗したのだ、こちらの影響を強く受けていたとみていいだろう。

 しかしながらこの手法は私の負担があまりに大きい。敵内部の因子に意識を凝らすと、当然向こうは高速移動をしているわけだから同じだけの情報処理を強要される。いかにノイマンとして明晰な頭脳を持っている私でも、シンドローム固有の力に対応するのは流石に無謀に近い。途中から侵蝕酔いと悪心が止まらなかった。
 常時接続は極力避け、敵の攻撃などの必要なタイミングで因子にアクセスする方が良さそうだ。尤もそのためには基本的な兵法を身に付けなくてはならないだろう。やれやれ

レポートNo.4

K:レートー/バッドエンドラッカー

 今回はレポートと呼べるほど充実した内容ではない。なにしろ当該FHセルの研究内容の回収もできず、重要参考人たるバッドエンドラッカーも肉片となってしまったのだから。
 聞いていた話では、当該セルは『ウロボロスによるシンドローム操作』を研究していたという。勿論専門外ではあるが、この希少な研究がロストしてしまったのは界隈にとっての損失なのは間違いない。

 しかし、ゼノスのプランナーがウロボロスを毛嫌いしているのは知っていたが、エージェントを仕向けて跡形も残さないほどとは思わなかった。余程知られたくないか、因縁でも持っているのか。不容易に首を突っ込んでいけない、と警告を受けた気分だ。恐らくUGNへの牽制の意味合いも無くは無いのだろう。

 ……そういえば、私が調査がてら手に入れたレア物ジャンクパーツの類もあの大破壊に巻き込まれてしまった。もし縦しんば、ゼノスのあの男に会ったらダメもとで弁償をさせてみようか。いや、うん、まぁいいか。
 あのパーツがあれば私の替え玉人形の開発も前進したはずなんだが、また探す外ないだろう。

レポートNo.5

K:無し

私は彼とは日が浅くそこまで親しいわけでもなかった。主とやらについても同様だ。だから、私は厳しく云わせてもらうが、この一件に関しては憤り以外何も感じない。
いくら恩人であろうと、上に立つものが職務を放棄して剰え部下たちと一戦交えるなどあってはならない。
聞けば以前にもチルドレンの反乱があったという。支部長も同胞も裏切った実績がある支部は世界的にもなかなか無いだろう。
正直言って不安しかない。人なんてやはりそんなものだ。組織も戦友も秤にかけ、利がある方に傾く。
それでも少しは信じようという気になりつつあったのだが。

今後は肝に銘じて忘れないことにしよう。

レポートNo.6

K:道化の王

久々にふざけた相手と対峙した。Clown's crownーーー自らを道化の王と嘯くジャームだ。

 UGNの要人を殺害したとの報告があり、あの阿呆の代役としてテレーズが支部長を務めるN市は厳戒態勢を敷く事となった。
民間人を自身と同じように擬態させる能力は非常に興味深い。
どうせ後処理で呼び出されるならば、いっそ事の経緯を自ら観測するために私は戦闘に参加することにした。

……徐々に毒されていく自分を改めて感じる。なんとも最近の私はエージェント然としてきてはいまいか。
憎々しくも彼の思惑通りではあるだろう。これで私もコマの一つだ。

レポートNo.7

K:スカードネイル

この日、覚醒案件の事後処理に当たっていたのだが、その現場である学校で新たな事件に巻き込まれた。
しかもこれが遺産関連の話ときた。正直私の手に余る話ではあるが、一方興味も大いにあったので最後まで携わることにした。
いつぞやの斜に構えたゼノスの男が合流している点は胡散臭いが、それはつまりこの一件の重要性の高さを物語る事でもある。


結論から言えば遺産は不死身の力そのものであり、物質ではないらしい。
…概念に対して『遺産』と名付けるのは些か疑問を覚える。

蛇足

強力で継承可能な力を指しているのだろうが、では何を持って継承完了とするのか。それが同一の力であるといかにして証明するというのか。
物体と違い力というものは観測が難しい。
継承可能な力の存在を否定はしないが、それを『遺産』として括ってしまうのは…。

いや、待て。
そも遺産とは何か。継承可能かどうかは肝ではないのではないか?
いよいよ持ってなぜ力を『遺産』としたのだろう
強力な力、特異な力。この世界に多くある力のうち、遺産として分類される物は一体なんであろうか。
ジャームの振るう暴力的で非常に強力な力は遺産と呼ばれることはない。私のような変異種の力も遺産ではない。
………。
稚拙な考察はこの辺にしておこう。私が今書いているのは遺産に関する論文ではなく、門外漢の書き散らしに過ぎない。


さて、此度はスカードネイルというジャームと対峙した。
彼奴の厄介な点はツクヨミを最大限活用し、強力なジャームを複数従える点だ。
一体に注力すれば背後に回られて叩かれる。
また、変異因子は同時稼働に向かないらしく、対象の動きに合わせてオンオフをスイッチしてやる必要があった。
どうにか討伐には成功したが、次はわからない。
より一層の戦闘研究が急がれる。
…私も焼きが回ったものだ。

ああ、もう一つ。拗ねたときの未界域は正直しんどい。仲介をしながら少々頭が痛かった。
普段の言動からも分かっているつもりではあったが、まだまだ精神が成長しきっていないのだろう。
エージェントである前に、オーヴァードである前に、彼女は高校生でまだまだ未熟なのだ。忘れてはいけない。
私が人間関係や社交性について他人に教えることはできないので、残念ながら年長者としての務めは果たせないのだが、他のエージェントとの交流の中でそれらは次第に育まれていくはずだ。

…………ん?
いや……あれ?
高校生、高校生…高校生……。
あれ?私結構上の方か?
ま、まぁ彼らはそこそこ落ち着いているし、うん、大丈夫だろう。
彼らの尽力に期待している。

レポートNo.8

K:謎の少女

…………。
まぁ、一言目には私が浅はかだったという外ない。
昨晩、風を操る少女と会敵した。
初めはやり過ごそうと思ったが、明確な敵対の意思を見せたため止むを得ず交戦。
そしてーーーここからが謎なのだが、私はどういう訳か……そう、なんだかいけそうな気がした。
具体的に言語化できないことに恥じいるばかりだが、そう形容するしかない。
なんらかの意識介入が行われたのだろう。感情を操作するオーヴァードの話だって無論聞いたことがある。

結果はたくさんの切り傷と全身打撲。
オーヴァードの再生能力と頑丈さがなければ完全に後遺症待ったなしだ、多分。そのくらい痛かった。
しかし、生きているというのも不気味である。
わざわざ戦闘行為を煽り、返り討ちを行なった。だが、とどめを差す事なく、私は現場に朝まで放置された。

妙ではないか。
例えば私の侵蝕を高めてジャーム化させたかったのであれば、私を沈黙させる理由が無い。今がそうであるように暫くすれば侵蝕は落ち着きを見せ、日常レベルまで低下する。
奴が戦闘狂だとしたらターゲッティングがおかしい。私のような如何にも貧弱な者ではなく、如何にも屈強そうなーーーそう例えば黛のような者に的を絞るはずだ。
ただの快楽殺人者であったなら、態々感情をいじる必要が無いし、私が今こうしてキーボードを叩くことも無くなっていただろう。

……思索は尽きないが、如何せん材料が少なすぎる。第一私もやりとりを仔細に覚えている訳では無い。
故に今回の一件で私が真に考えるべきことは2つ。
一つは調子に乗らないこと。
…私の人生における命題でもある。
此度は少し介入があったのでニュアンスは異なるが、普段の戦闘でも素面で同じようなことにならないとも限らない。
戦闘にも若干慣れ始めた頃合いだ。戦闘中に気が弛んで死んだとあっては噴飯ものだ。

もう一つは単独自衛能力の圧倒的低さを自覚すること。弱さを再確認すること。
今までの戦闘は前を張る者や注意を惹きつける者がいたからこそ乗り切って来れた。
しかし今回のような奇襲や(絶対ないと思うが)単独作戦において私は雑魚だ。
今後も任務に参加し続ければそれらの可能性は出てくる。敵も味方も放っておいてはくれないだろう。
であれば、対策は何かしら講じる必要がある。……まぁ、すぐに思いつく物でもない。
例えば社宅に住むというのも手ではある、ありはするが……。
オンオフがしっかり分かれていないと私は多分安心できないだろう。
寮と支部の行き来は精神的にも必要なプロセスである。
現状できることは救援要請や付近のエージェントを頼ることくらいか。
いざとなったら最寄りの拠点に逃げ込むのもいい。誰かが宿直でいるはずだ。
あとは……人通りの少ない場所は避けたり、ワーディングで早めに気づいてもらうのも悪くはないか。
うん、当面はこれを心掛けよう。

能力詳細クソ長長文予定地

因子


蓮見ニトのオルクス因子は2種類存在する。戦闘中はノイマンの能力を活用した分割思考によって各自操作しているようだ。


 一つは覚醒当初から認知していた通常のオルクス因子(汎因子)。これは他のオルクスと比べて出力が低く、効果強度やコントロールに難があるためオーヴァードに効きにくい。また、他オーヴァードのワーディング下に於いてはさらに出力が低下するようだ。
 その代わり優秀な干渉射程を持ち、ワーディングに乗せて一般人に対して使用が可能である。範囲が広ければ広いほどエフェクト効果は低くなり、命令文も大雑把なものにする必要があるが、広範囲への一般人の記憶処理としては非常に優秀なものと言える。

 戦闘中は主に自身の体勢の制御、種子の成長促進及び蔦による攻撃に使用される。前述の性質から蔦の貫徹力や、操作可能な物質に制限がかかる。そのため蓮見は因子によって操作する物質を事前に準備した種子のみに限定し、特化させることで何とか戦闘にこぎつけている。それでも物理的な攻撃としては物足りないため、やはり変異因子(ニトクロリディウム)を使用した混乱が攻撃のメインソースにならざるを得ない。


 もう一つは一家惨殺から覚醒した変異因子――本人がニトクロリディウムと名付けた変異種由来の因子である。レネゲイドウィルスの変異株自体は元から持っていたとされていて、表面上に正確に現れたのがこのタイミングだったという事である。
 記憶の改竄(Edit)及び消去(Delete)に特化した因子であり、汎因子の持つ汎用性のある媒体としての側面は見られない。記憶干渉を遠隔で行うための寄生虫という悪イメージが本人の中で確立されており、名前の由来もそこから来ている。

 こちらはオーヴァードに対しても遜色なく使用できる。ワーディングによる散布はできないがエフェクトを介した侵入、言語による侵入と一般的な汎因子と同程度の付与が可能だ。しかし記憶に干渉する性質上、脳に近い部位に直接侵入させることが好ましい。(別の部位から脳に向かって侵攻する事も無理ではないが、オーヴァード相手では確実とは言い難い。)そのため蔦に変異因子(ニトクロリディウム)を仕込んで頭部に狙いを定めるのだ。

記憶処理の技法

 記憶処理は多くの場合複数人で速やかに行われる。主にオルクス、エグザイル、ソラリスが処理を、ノイマン、モルフェウスが情報整理のために同伴する。記憶の強度は個人差が生まれやすく、全体的な均一な処置というのは難しい。

 手順としては、オルクスまたはソラリスが広範囲に簡単な記憶処理を施す。例えば時間を指定して『12~13時の間は奇妙なことは起きていない』という風に書き換えるのだ。これで大半は片付くのだが、現場に居合わせてしまった一般人や、起きた事象がその人物の過去の反芻として印象に残ってしまった場合は個別に対応する必要がある。『どの程度記憶が書き換えられたか』をオルクスが感覚的に判断し、再処置対象の元へエグザイル、ソラリスが向かう。といった流れである。

戦闘能力

蓮見ニトのタイムスケジュール


[8:00] 起床
 他の学生たちが活発に動く音で目が覚める。睡眠の質をトラッキングアプリで確認しながら今日の方針をぼんやりと計画。朝のシャワーは良い。
戦闘があった翌朝は大概昼まで寝て、ぐずぐずと起きる。

[8:30] 朝食
 メールを確認しつつカロリーメイトとサプリメントで栄養を補給。研究室に顔を出せという事なので渋々と支度。

[8:50] 研究室
 大学の研究室で論文の進捗を聞かれ「順調です」と小さく返す。自分のラップトップに目を落として誰にも聞こえない嘆息。何十回目かもわからない論文の見直しを始める。賽の河原か、早く解散させてくれ。

[11:40] 研究室
 今日は教授の用事により午前で解散らしい。助かった。足早に研究室を後にする。始めは馴れ馴れしく引き留めてきた他の学生も、今ではしてこなくなった。〘気楽で助かる。私の事は放っておいてくれ。〙

[12:50] 昼食
 置き配で昼を注文。部屋の前の商品を取ろうとしてドアを開けたら、通りがかった学生と目が合ってビックリする。
パソコンで『内側から開けられる宅配ボックス』を必死に検索しながらサブウェイを食べる。調べているうちに必死な自分に嫌気がさして嘲笑と共にAmazonのサイトを閉じた。

[13:30] 研究室
 事務室脇の貨物用エレベータに鍵を差し地下へ。レネゲイド研究室到着。挨拶もそこそこに自分用に設置した防音室に入って研究を開始。自室からUGNの資料にアクセスできないのは面倒だが、この個室状態のおかげで作業自体に支障はない。

研究(一部抜粋)

「記憶消去は癖が付きやすく、一度それによって改善された者は再び記憶を改竄することで嫌な現実から脱却しようとしてしまう。これをLethe addictionと言い、昨今問題視されている。本人の記憶から失われるため、一見問題は無いように思われるが、消去が完全でなかった場合や同じような状況を体験した場合(トラウマの再演)に連続的なフラッシュバックを起こす可能性がある。現在のオーヴァードの範疇では記憶の完全消去は確認できておらず、この処置を受けているエージェントの多くが影響を受けているとの報告がある。(2004 ホワイトハンド)・・・」
「これはきっと私も無関係ではないんだろうな...。例に洩れず憶えていないが」


[15:30] 研究室
 ・・・。セキュリティレベルの高い資料が必要となったので支部に出向かなくてはならない。早めに個室から出てきた私を、同輩が察した顔で同情の目を向けている・・・気がする。

[15:40] 出勤
 駐輪場に原付を止めると好奇の目に晒される。慣れたは慣れたが不快には違いない。私のような頭脳派の大学生がジムに入っていく様がそんなにも妙か。私もオルクスなのだから、今から透明化を習得できないだろうか。できないんだろうな・・・。

[15:50] 支部
 資料室で資料をかき集め運搬。休憩室の端にある4人テーブルに広げる。往来はあるが喧しくは無いし、ドリンク飲み放題なのは意外とポイントが高い場所だ。・・・積極的に来たいとは思わないが。何せK市の頃とは違いエージェントという身分も追加されている。だからもしかしたら戦闘に・・・。
・・・・・あぁ、支部長がこっちに歩いてくる・・・。

[16:10] 支部
 集合が確認されたFHエージェント数名の討伐に同行することとなった。最早決まり文句のようになりつつある「私は戦闘面ではあまり役に立たないぞ」という言葉も役に立たない。「構いません」と返されて押し切られてしまう。
・・・戦闘経験の少ないエージェントである私に少しでも経験を積ませたいという意図は大いに理解する。動けるコマが多く種類に富んでいるに越したことは無い。無いんだが、やはり気は進まない。

[18:02] 戦闘
 該当エージェントを発見。戦闘に突入する。

[18:23] 戦闘終了
 被弾無し。死傷者無し。十全すぎる成果と言える。私も一応牽制とニトクロリディウムによる補助を行ったが、前衛連中が強すぎた。いよいよ要らなかったんじゃないかな私。
メンバーはこの後夕飯を一緒に食べるらしい。私は・・・遠慮した。事後処理の初期対応だけは済ませたかったのだ。

[18:30] 事後処理
 現場付近でワーディングを展開し、一般人の記憶を簡単に処理する。こちらは対オーヴァードと違って変異因子を使う必要は無いので楽だ。内容も凝らずに『18:00~18:30の間、特に変わった事は起きなかった』に置き換えればいい。これでワーディング下で意識を失っていた一般人の記憶に矛盾は無くなる。個人単位での処置が必要なこともあるが、今回は問題ないだろう。

[18:50] 帰投
 入り口で帰り支度を済ませて出てきた比良坂とすれ違う。「支部でご飯食べる人もいるんだからテーブルを一人で占拠しないで」と言われ、つい散らかしたまま出てきてしまったことに気付く。咄嗟に「すまない」と言ったが、聞こえなかったようでそのまま帰っていった。自分の声の出力を恨む。
 件のテーブルは知らない内に軽く片付いていた。閉じられていたラップトップの横にモンスターが冷えて置かれている。誰かがここを使ったのだろうか、などと思いつつ、資料をまた広げて読み込みに戻る。このモンスターは多分誰かが取りに戻ってくるだろう。自分と対角の席に置き直す事にした。

[19:30] 夕食
 支部内の自販機でソイジョイを購入。資料に目を通しながら摂取する。ふと視界に"から好"のビニール袋がフェードインする。その主に目をやると、会食から帰って来た斑鳩が立っていた。「これお土産、冷めないうちにね」そう言い残して去っていく。急だったためお礼を言いそびれてしまった。後でメッセージでも入れておくべきだろう。文面を20分考えて送った。
「唐揚げありがとう」

[21:00] 帰宅
 帰りにガソリンスタンドに寄って給油。普段使わない場所だったため、バイトと店長に二度免許証を提示するハメになった。全く失礼な。
 女子寮は門限で施錠されていた。突破。部屋に直行し給湯器のスイッチを入れる。自分の領域に戻った事で緊張していた神経が弛緩し、疲れが押し寄せてきた。今寝てはいけない、風呂に入りたい。

[22:30] 就寝準備
 風呂で寝てしまう。のぼせと疲労感で体がフワフワと心地いい。変なテンションになって来たので一戦だけAPEXをやろう、と思う。。。。。。。。。。。。

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[翌12:00] 起床
 チャンピオンになってる!!

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
Sprouting Season 32+10
Indicated Evolve 32+9
Nightmare Magazine 18+7
Insanity Bullet 24+12
Bloom out Proudly 23+8
Scarlet Engrave 34+7
Clown's Crown 19
Under the Scarred moon 26

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