多分テニスの名家である銘花家、2人娘の小さい方。母親の名前も菊系統だと思う。
　元お姉ちゃんっ子であり、とある転換点までは常に姉の通った道を追いかけていた。姉の背が目標であり好敵手であったのだ。活発なテニス部系女子高生。

　姉が高3の8月に喧嘩別れをした。多分導入でやる。
暫定喧嘩別れメモ：紫苑が姉の記録を抜いたことを自慢しに来たタイミング。青い血がまだ家のどこかに染み程度に残ってる。呼び方が薊さんに変わる。

　姉と喧嘩別れした後も、その結果こそ姉へ伝えなくなったが背中を追いかけ続けていた。同じ高校へ入り、同じ部活へ入り、大会で戦績を刻んでは姉の残したものと見比べる。紫苑にとってテニスはかつての姉の姿を追える手段でもあったのだ。
　しかし、紫苑ももうじき部活動引退の時期。姉の成績は見えなくなる。その不安が姉への憤りを強めるのだ。