容姿・経歴・その他メモ

元正規軍所属（少尉）の青年
元軍人とは思えぬ緩さと適当さがありつつ、若いオーヴァードの兄貴分ヅラをしたかと思えば、ベテラン傭兵、軍人の先輩には頭が上がらない後輩仕草を行ったり来たりする。

クロドヴァ南部ドナウ川流域（現ラゼラム支配地域）の出身。幼少期にリエラハザードの影響でオーヴァードに覚醒した世代にあたる。覚醒時点で思春期を迎える前であったからか症状などは安定しており、人より少し目が良くて、射撃がちょっと得意な程度の、ごく普通の少年として生活していた。一つ上の姉と、二つ下に弟がいる。
オーヴァードとしての特性を活かせる軍人を志願しクロドヴァの正規軍に入隊。一般兵として訓練を積んだのち、オーヴァードの能力あってかその成績を評価され、首都近郊の部隊に配属される。アレイヘムの惨劇では鎮圧側として作戦に参加した。その後エミール公子から声をかけられる形で親衛隊デザートミラージュに移籍、以降1人の超人兵として活動を行っている。

得意とする戦法は遠距離からの援護射撃、特に迎撃の技術に長けている。自身で生成した魔眼を銃で撃ち抜き破壊することで、一定範囲の空間を歪ませ、相手の攻撃を無力化、被害の軽減を可能にしている。その歪んだ空間では光が乱反射し、極彩色が見られることから、空に光の華が咲いたようだと評される。

遺産は実家にあったもの。何代も昔、まだ封建制だったような頃に当時の家長が、その時代にクロドヴァの土地を治めていた領主より賜ったとされる家宝（？）。長らく倉庫の肥やしとなっていたが、エリアスの入隊が決まった日に祖父から押し付けられた。布に包まれた状態で箱に納められていたため、元々の形状は不明だが、現在は長銃の形をとっている。自宅で保管していたがアレイヘムの惨劇の現場になぜか出現、この件以来主武装として使用している。
本人の認識としては契約したというより「付き纏われている」感覚。役に立つからいいものの、主君の栄光を示せだの口うるさく訴えかけてきたり、祈りの文句を唱えないとうまくいうことを聞かなかったり、面倒だと思っている。

エリアスの第一目標は生存。戦争の大義や大局にさほど興味はなく、ただ、1人でも多くの人が明日を生きられることを理想としている。また、世情に対しても間が悪かっただけだと、半ば諦観の感情を抱いている。その結果、国を守る兵としてできることはするが、大義を為すつもりはないという中途半端なところに落ち着いている。

過去に戦地で黒髪の少女を仕留め損なっている。遺産は確実にその少女を捉えていたが、咄嗟に魔眼で軌道を逸らし脚部に命中させた。

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