容姿・経歴・その他メモ

どことなく気障な雰囲気を纏った、眉目秀麗な男性。
市内にクリニックを構える美容外科の院長を若くして務める実力派で、人や物を問わず「美しい」かそうでないかで判断する独特な価値観を持つ。
外科医を志した理由も「この世の全ての女性を美しくしたい」という野望とも言えるようなものであり、それゆえ言動に若干の危うさはあるものの基本的には良心的な性格。特に女性に優しいが、男性を邪険にするようなことも一切ない。

彼はある日突然オーヴァードとしての覚醒を果たし、UGNによって保護、観察とレネゲイドについての一通りの説明が成された。
突如として訪れた非日常に彼は当然ながら激しく動揺したが、最終的には冷静に状況を鑑みてUGNの措置を仰ぐことを決断。
現在は美容外科医としての職務の傍ら、有事の際にはUGNの出動命令を受けて任務に当たるエージェントとして日々を過ごしている。

能力はブラム＝ストーカーの純血種(ピュアブリード)。
自身の血液を自在に操るというシンドロームだが、彼はこれを自らの美容と健康の維持のために私用している。
「エフェクトの行使は侵蝕の重篤化やそれによるジャーム化を引き起こす懸念がある」という事はUGNからも説明を受けており、その上で彼は、エフェクトの使用を彼なりの最小限に留めながらも行い続けている。

本人曰く、
「自分が人でなくなってしまう、理性をなくした獣の様になってしまうなんてことは、何よりも恐ろしい。
しかし、自分を磨く手段を手にしていながらそれを使わないなんて、僕の美意識が許さない」
と。

コードネームは「身から出た錆(ラストメイカー)」、真紅色に酸化した血液を操り戦う様からその名が付いたものだ。
これが日々エフェクトを用いて「人としての美」を追求する彼への"皮肉"として意味を成す日が来ないことを、ただ願うばかりである。

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