とある芸事を代々受け継ぐ宗家の一人息子と行きずり女性との不義の末、この世に生を受ける。
父親からは自身の存在を認められず、母には子の存在で父の心をつなぎとめることが叶わなかった鬱憤をぶつけられて育った。
そのため愛情というものを受けたことがなく、「自分は存在してはいけない」と幼いころから刷り込まれている。

父と本妻との間に子供が生まれることがなかったため、跡継ぎたりえる男児を産めば自分が本妻になり替われるという妄執に取りつかれた母により育児放棄の状態が何年も続いていた。
６歳の頃母の念願叶い二人の間に男児を授かったことにより、いよいよ母は家に寄りつくことがなくなった。飢えから生死の淵を彷徨う最中急激にレネゲイドが高まり、それを察知したFHメンバーによって保護されるとともに、「生を祝福される弟」の存在を目にし覚醒する。（それにより父母はもとより、その場にいた宗家一同は家ごとこの世から消失した）

覚醒時に居合わせたのは当時FHのトップであった都筑京香、ともに行動していた春日恭二、そしてもう一人のFHエージェントである。燈子の才能にいち早く気付いた都筑京香の勧誘を受けFHチルドレンとして所属する流れになったが、健康状態や教育面に問題があり、当面は春日一族に預けられることとなる。これは同席していたもう一人のFHエージェントが人間性に問題（要はロリk…）があり、強力な力を見せた燈子に目を付けたために手出しができないよう牽制する意味もあった。

自分の存在を認め受け入れてくれた都筑京香と春日恭二には強い恩義を感じており、２人のために動くことが自身の存在意義となるが、それゆえに突然の都筑京香の離反はひどい裏切りであると感じており、今では強く憎悪している。
近くで自分の成長を見守ってくれていた春日恭二に対しては恩義だけではなく強い愛情も抱いている。そのため以前は恭二のことを幹部候補としてもてはやしていた一族の者が近頃奮わない様子の彼に対し冷遇する様は受け入れがたく、一族に対しても今ではあまり良い感情を抱いていない。

今は春日一族とは袂をわかち、FHエージェントとして生活している。16歳になった今、いつでも恭二と結婚できるとの思いから常に白い服を身にまとい、小さなベールのついた髪飾りを付けている。現在一族に籍をおいていないにもかかわらず春日姓を名乗っているのも、「どうせのちのち春日燈子になるから」という思いによるものである。
まわりには「未来の恭二の妻」として振る舞っているが、春日自身に思いを伝えることはできておらず、また春日自身がそれを望まない場合は一番の部下としてずっとそばにいることを望んでいる。

成長の過程で普通の女子らしい感情を見せるようにはなったが、心の奥底では春日恭二（と都筑京香）以外の存在に対しては執着がなく、FHやコードウェル博士に対しても恭二が望むようなことがあれば容易く裏切ることができるだろう。
ただ普段は恭二の未来の妻として恥ずかしくないよう社交的に振る舞っており、セルメンバーの実力や考え方を認めている。FHでの活動も真剣につとめており、その実力を認められマスターエージェントとしての地位も得ている。

戦闘時にはマイナーで隠密を使ってその身を隠してから攻撃にうつる。「存在してはいけない人間だった」過去があるので自分の存在感を薄めることが得意なのだと思われるし、春日恭二まわりの情報収集にもこの隠密は多用されている…

PC3セル…コードウェル博士に協力的なセル
マーセナリーUGNでいうイリーガル

「死者の宝冠」…今回コードウェル博士から命じられた奪取の任務を命じられた目的の対象。所有者に不死の力を与えるEXレネゲイドの宿った品物である。ギルド所有の客船ノーライフクイーン号にあるという。またゼノスの「彷徨える死人キャプテン・ジャンジャック」（何度殺しても甦る）もこれを狙っているらしい。

使徒…博士に従う私的部隊のひとつ。第一使徒は重武装による戦闘を行う。第四使徒は主に特殊な能力を持つ人物に関する調査・誘拐・スカウトを行う。第六使徒は少人数による暗殺を行う。十三使徒は目的・構成員不明