容姿・経歴・その他メモ

パーソナル情報

髪

灰色

瞳

赤色

肌

肌色

誕生日

1月30日

コードネーム

陽光は昇る(サンライズ)→砕け散った色(モノクローム)

一人称

あたし

二人称

あんた、お前、○○

好きなもの

日陰

嫌いなもの

寒河江巌、FH、孤独

人物

UGN支部長。以前まではUGNエージェントだった。銀系のアクセサリが多量に付いた黒い衣服を着ている。
お世辞にも明るい性格とはいえず、自身を「陽光の下に出られない日陰者」だと称している。
とはいえ支部長になってしまった自覚はあるのか、こなすべき事は卒なくこなし、部下の面倒もある程度は見る。

ある事件が起こる前は、明るい性格でチーム内の調和を謳い後方支援を買って出る人物であった。今は見る影もない。

来歴

長谷川家に生まれた次女。父は誠勝(まさかつ)、母は恵梨香(えりか)、兄は縁(よすが)。全員UGN所属のオーヴァード。兄とは9歳年齢が離れている。
誠勝と恵梨香は、FHとの戦闘が原因で渚が12歳の頃に亡くなっている。その後は縁が所属している支部に引き取られた。

両親を同時に亡くした精神的ショックにより、オーヴァードへと覚醒している。少し荒れていたが、縁の尽力もあり事なきを得た。
この時の渚は陽光のように明るい領域を作り出す事ができた。この領域により、チームメイトの活力を引き出す事ができた。
この能力から、陽光は昇る(サンライズ)というコードネームが名付けられた。名付け主は縁。

それからは任務をこなしつつ、支部のメンバや縁との結束力を高めていく渚。忙しくはあったが、充足した日々であった。
この調和を心地良いものだと感じた渚は、得意の料理をメンバに振る舞ったり、支援を買って出たりと献身的な姿を見せていた。

そして渚が16歳の頃。支部長となった縁と共に、ある計画の遂行の為に訓練を積んでいた。
何でも危険度SSSとして認定されているFHエージェント、"グリムリーパー"寒河江巌の活動が確認された為だ。
まだ計画は動き始めたばかりの段階であった為、彼が本格的に活動する前に制圧しようと縁達は考えていた。
どんな状況であろうとも最善を発揮できるよう、調和を重んじた指揮を取る縁。そんな縁を、渚は誇りに思っていた。

そうしてやってきた計画実行の日。"グリムリーパー"のアジトを見つけた縁達は、アジトへと突入する。
最初は持ち前の調和性で圧倒していた縁達であったが、"グリムリーパー"は一般人への被害をも厭わない戦法を取り始める。
一般人に被害を出す事を厭わない彼と、一般人への被害を軽減させようとする縁達では発揮できる戦闘力に差があった。
結果として縁達のチームの調和は瓦解し、多くのメンバが死に至った。渚が生き延びたのは、縁の犠牲によるものである。

二度も光を奪われた影響は大きく、渚の明るく献身的な性格に影を落とすことになる。
これと同時に陽光のように明るかった領域は、光を塗り潰すが如くの真っ暗闇の領域へと変化してしまう。
コードネームも自嘲の意味が込められた砕け散った色(モノクローム)へと変えている。

縁の後を継ぎ支部長になった渚。しかし、変わってしまった性格は戻ることはなかった。
支部長として最低限の事をこなしているが、それ以外は河川敷の橋の下の日陰で何もせずに過ごしている事が多い。
得意だった料理を振る舞う事もなくなり、自分の食事は毎日カップ麺で済ませている。

戦法

全ての光を塗り潰していく黒い領域を展開し、相手の自由を奪う戦法を得意とする。
ストライクチップによって作られた長剣や鈍器に黒い炎を纏わせ、相手の急所目掛けて投擲する。
投擲による攻撃が不向きだと判断した場合は、踵部分に拍車が付いた靴を作り出し、黒炎を纏った蹴りでの攻撃に切り替える。

台詞

もう帰る場所はない。過去なんて深い闇の底に落ちた。
頑なな夢(過去)と剥がれた嘘(現在)の中へ果てなく堕ちていくだけ。
兄貴はあたしを遺してくれたけど、この燃え粕に一体どうしろというんだ。
「なぁ兄貴、教えてくれよ。あたしはどうやったら、この闇から出られるんだ？」

　　　　　　　　　――"砕け散った色(モノクローム)"長谷川 渚、河川敷の日陰にて独り呟く。

台詞サンプル

「あーあーあー。こんな支部に配属されちゃって。あんたも気の毒だね」
「あたしは長谷川渚。一応ここの支部長。ま、あんまりここにはいないけどさ」
――新たに配属されたチルドレンに対して、憐れみの表情を見せる渚。
　　支部長として最低限の任務を果たしているが、支部にはあまりおらず、河川敷にいる事が多い。

「渚……お前だけでもいい。生きてくれ。それが兄としての願いだ」
「ごめんね、お兄ちゃん……！　仇は絶対に取るから！」
――渚だけでも生かす為に、体を張って"グリムリーパー"の足止めをする縁。
　　これを契機に渚は変貌してしまうが、仇を取るという思いだけは残り続けている。

「あたしに一体何の用だ。……緊急事態？　わかった、とりあえず状況を教えろ」
「お前、確か光による探知が得意なはずだよな？　微弱なレーダー光を放ってみろ」
「光とはいえ重力には勝てない。光が途絶えた所が、追っている奴がいる所。これなら大丈夫そう？　……そう」
――河川敷にてチルドレンからの連絡を受ける渚。どうやらバロールのFHチルドレンを逃したらしい。
　　タブレット越しに相手の能力等を聞き出し、勝機を手繰り寄せる為の手法を伝える渚。

「お前、今あたしを嗤ったか？」
「……お前もあたしの事を馬鹿にしてるのか。なら殺してやるよ」
――計画が成就しそうなFHエージェントの前に、黒い領域を展開しながら現れる渚。EE:地獄耳による察知能力が為せる業だ。
　　FHエージェントの笑いに渚を嘲笑する意図など一切ないが、渚には関係ない。あるのはFHエージェントの死だけだ。

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