容姿・経歴・その他メモ

<出自>
両親は元々優しく穏やかで争いを好まなかったが、初号機が7歳の頃にオーバードとして覚醒しFHに所属して以降徐々に様子がおかしくなっていった。
両親は生来あまり主張をせず競争も好まず平穏な日々を望んでいた為、人から貶められることも少なからずあった。(両親の衝動は｢加虐｣)
UGNではなくFHに所属したのは、息子と引き離されることを案じたため。

<覚醒>
両親が理性に負ける寸前に放った｢(衝動に負けてしまう自分達のような弱い人間になるな)強い人間になれ｣という言葉で覚醒してしまう。本人はそれを覚醒の命令として認識しているため、両親の真意は伝わっていない。
優しかったかつての両親を想う気持ちと、やるせない憤りとを抱えつつ生きている。

<邂逅･経験>
｢強い人間｣になるため強制的に鍛え上げる日々を過ごし、13歳になる頃筋肉と共にFHを自力で抜け出す。その後UGNと接触し、オーバードでありながらも世のため戦う玉野椿達を知り、自分もこの力を誰かを守るために使いたいと協力するようになる。
そうは言っても毎日戦うか筋トレだけというのも健康的では無い……ということで、動画投稿サイトで同年代の部活に励む中高生向け筋トレメニューなどを紹介する動画を投稿し始めたところ、一度バズって以降固定ファンがつき書籍等も販売されている。
しかしサイン会のようなオンライン以外での接触は行っていない。万が一暴走でもしたらと思うと恐ろしくて一般人と対面で深く関わることは出来ない。なので基本家トレ。義務教育のみ修め、それ以降は独学で学んでいる。これは学校生活が同上の理由で恐ろしかったため。

<衝動>
両親からの命令で覚醒させられたという意識が強い為、周りからの圧力や命令などの縛りを内心では酷く嫌っている。ただ、オーバードがどれだけ危険なものなのかも勿論分かっているので理性があれば十分に理解し従う。

〜人柄など〜
筋肉を信じ筋肉に愛され筋肉で全てを守り慈しみたいと考える脳筋。筋肉で誰かを傷つけることにいたく怯えており、対面での人との交流を好まない。けれど人好きはしてる、のでお喋りとかは大好きだしもっと関わりを持ちたいという気持ちもある。(怯えの方が勝る)
人々に筋肉の素晴らしさと快適かつ個々人に合わせた無理のない健やかな筋トレを広めることが生き甲斐。

オーバードとしての本業は｢奇術師｣。手品師とかマジシャンに近いことをしてる。
自分にとって筋肉は誇りであり癒しであり愛であり友であるが、力を持つオーバードにとって｢暴力｣の象徴でもある為好む人ばかりとは限らない。
暗鬱とした日々を過ごすことも多い同胞に少しでも一般人のように笑ったり驚いたりしてもらって癒したい…そんな気持ちで営業してます。奇術自体というよりその時間を楽しんでもらうことに重きを置いているので、失敗することもままある。それもご愛嬌ということで…

まだ両親に正気があった頃、少し様子が変わり始めた彼らにまた以前のようにこちらを見て欲しくて、テレビで見たトランプマジックを披露した。小さな手では上手く出来ずに失敗したけれど、両親はそれも笑って応援してくれた。
本人はその事をもう覚えていないが、何度も1人練習した手は覚えているのでそのトランプマジックだけは絶対に失敗しない。見て欲しかった人達に披露する機会はもう二度と来ないだろう。

《筋肉》
辛く苦しい時も明るく幸せな時間も筋肉とともに歩んできた。唯一無二の人生のパートナー。勤勉に鍛え続けられるこの筋肉こそが、自分が清く正しくある事の証明であり誓い。/人を守ることも出来る力だが、人を害する事も出来てしまう。いつかこの筋肉で誰かを傷つけてしまう事があるのではないか。両親に願われた通りの｢強い人間｣になってしまうのでは…。

《相波》
共に筋トレをする仲間。自主トレをしていた彼を見掛け、ぁぁぁそうじゃなくてこうした方が上手く負荷がかかるのに…勿体ない……と、我慢出来ずに声を掛けてしまったことが切っ掛けとなり筋トレ友達になる。/貴重な友人だが、同時に一般人でもあるため常に自分の力で脅かしてしまう可能性を考え恐怖も感じている。

《玉野》
UGNと初めてコンタクトをとった際に出会い、華奢ながらもその素晴らしい筋肉のしなやかさに｢師匠｣と呼び慕っている。オーバードである事を明かしたまま関われる貴重な人物。/自らの力を恐れず人のために使いチルドレン達を導く姿に劣等感を感じている。いくら鍛えてもあのような心の強さが無ければ、いつかは両親のようになってしまうのだろう。

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