容姿・経歴・その他メモ

立ち絵
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紫峰雪乃梅(しほう・ゆきのめ)

　一人称「ぼく」二人称「きみ」

　海外情報専門のジャーナリスト。世界各国を飛び回り観光地や事件などを取材し、記事に起こすことを生業としている。
　その道すがらで得た情報を売り買いする、情報屋も兼任している。

　代々優秀な政治家を輩出してきた四方(よも)家の生まれ。父が政治家、母が料亭の女将、上に兄と姉が一人ずつ。
　現在でも実家とは繋がりがある。日本に帰った際に顔を出しては、心配とねぎらいを山ほど浴びる溺愛ぶり。

　家族の溺愛には理由がある。雪乃梅が高校生だった時、ＦＨの研究セルに攫われ、実験体として消費されたことがある。
　賢者の石を生み出す実験で、彼女は「紛い」を植え付けられ、結果オーヴァードとして覚醒。
　ＵＧＮによってセルは壊滅させられ、救出されたが、植え付けられた石は愚者の黄金(デミクリスタル)となってしまった。

　シンドロームはハヌマーン×ノイマン。
　空気、大気、雰囲気、そういうものへの天性の肌感覚と、直感を援ける演算能力によって、糸型の武装を操る。
　たとえ開けた大地であろうと、その手にかかれば搦めとる糸は切り刻む糸となる。
　ただ、操り糸にするにはややも鋭すぎるとは風のうわさ。

　“結い紐(パンドラシール)”のコードネーム、及び「紫峰雪乃梅」の名前はジャーナリスト・情報屋としての肩書き。
　情報を求めるものを結びつけるえにしの紐。そして、開けてはならぬ玉手箱を閉じる紐。
　閉じられるなら、開けることさえ自在に。

　本名は「四方雪乃梅(よも・ゆきのめ)」。


　実態はＦＨセル《パレード》の非正規労働者(イリーガル)。
　ジャーナリストの活動は、生計を立てるためでもあり、彼らの言う「おもしろきこと」を探すためでもある。
　エージェントの彼らの手足となり、出先で見つけたレネゲイド絡みの「おもしろきこと」を見つけては持ち帰り、セルリーダーや幹部エージェントに提供している。
　セル関係者としてのコードネームは“梅雨黄の御方”。梅雨黄とはツゲのこと。

　賢者の石実験の苦痛から、「物事の渦中の人物になれば苦痛は免れない。ならば、傍観者であればいい」として、とかく深入りを好まず端役、観客でいることを好む。
　セルのメンバーではなくイリーガルの身分であるのも、その方が巻き込まれずに済むと考えてのこと。
　しかし一方で自分の視界の中で起きた出来事に対しては目ざとく、好奇心旺盛なところがあるうえ、お人好しなところが捨てきれていないことで深入りしすぎてしまうこともある。
　セルリーダーからは、そういう気質を面白がられている節がある。

いろいろ

　名前は源氏物語最終巻「夢浮橋」のアナグラム。（ゆめのうきはし→しはうゆきのめ→しほうゆきのめ）　
　モチーフは源氏物語。

　どんなシーンでもあー！とかウー！とか内心でやかましくリアクションとってるタイプの半端な善人。
　秩序の側はすわりが悪く、さりとて悪事でヒャッハーかというとそんなでもない。
　ただ穏やかに生きたいだけなら普通に過ごせばいいものを、好奇心のせいで気づいたらちょっとグラついた足場を選びがち。

　ＣＶは小林ゆう。

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