ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

清水 澄 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

未完の断片(ポステュマス)清水 澄(しみず すみ)

プレイヤー:美味しいお米

自由登録 クロウリングケイオス

……私は、誰なんでしょうか?

年齢
15
性別
星座
牡牛座
身長
156cm
体重
48kg
血液型
AB型
ワークス
中学生
カヴァー
中学生
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
アザトース
HP最大値
30
常備化ポイント
6
財産ポイント
6
行動値
8
戦闘移動
13
全力移動
26
魔術ダイス
4

経験点

消費
+19
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 「弟が、ひとりいます。いい子ですよ。最近、私と話してくれませんが」
兄弟姉妹
経験 「……」
邂逅 「近くにある、精神科の医院長さんです。よく、お世話になってるんです」
秘密
覚醒 侵蝕値 「……すみません。自分の事、ほとんど思い出せなくて」
忘却 17
衝動 侵蝕値 「お腹が空きました。……ふっ、どこに居ても、身体は生きたいと思ってくれているのですね」
飢餓 14
その他の修正3冒涜的存在:3
侵蝕率基本値34

能力値

肉体2 感覚1 精神6 社会1
シンドローム1×2 シンドローム0×2 シンドローム3×2 シンドローム0×2
ワークス ワークス1 ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長1
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC6 交渉
回避 知覚1 意志1 調達2
情報:噂話1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 申し子
清水 龍 幸福感 不安 WH
医院長 都築京香 憧憬 恐怖 YE
シナリオ 不確かな記憶 自身 恐怖

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
セレリティ 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近 5 Dロイス
メジャー2回 メインプロセス終了時[10-LV]点失う
コンセントレイト 3 メジャーアクション シンドローム 2
c値-LV(下限値7)
彼方より 1 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 視界 2
「攻撃力:+[LV×2]」射撃攻撃
超次元存在 2 メジャーアクション シンドローム 4
判定ダイス+[LV×2]個
此処より永遠に 6 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 2
ランダムで被BS メインプロセス攻撃力+[LV×4]
冒涜的存在 2 常時 自動成功 自身 至近
LV個までのBS無視 メジャー判定ダイス+[被BS数+永続的狂気数]個
異言 1 メジャーアクション 自動成功 単体 視界
不可解なる安堵 1 メジャーアクション 自動成功 単体 視界

コンボ

組み合わせ
《コンセントレイト:アザトース》《超次元存在》《彼方より》
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
8
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
任意
6+4+2*{Efct.Lv}+{BS}
7
6
2+2*{Efct.Lv}
【さゝやき】
6+4+2*{Efct.Lv}+{BS}
7
6
26+6*{Efct.Lv}

消ゆる前

組み合わせ
《セレリティ》
タイミング
メジャーアクション
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
5
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

さゝやき

組み合わせ
《此処より永遠に》
タイミング
マイナーアクション
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
2
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

一般アイテム常備化経験点種別技能解説
3 一般 デモンズシード相当品
選択エフェクト:《此処より永遠に》
選択したエフェクトの最大レベル+1、侵蝕値+1

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 12 124 3 0 149 0/149
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

リレーションデータ

能力ルーツ
不明
所属
清明染谷中学校
誕生日
5月1日
好きなもの
小説、短歌、歌唱
嫌いなもの
大人、学校、自分
苦手なもの
裁縫、手工、図画

関連書類

U市精神病院 医院長へのインタビュー

 彼女はよく通院していました。大人への嫌悪感が強い子で、私も最初は話すのには苦労しましたよ。確かに繊細な子ではありましたが、想像力豊かで、無欲なようでいて根は頑固ないい子でした。感受性が強くても決して人前で流すようなことはなかったですね。文句の一つもなく家事を手伝っていたらしいですし、こまめに働くことを嫌がらない子だったようです。共感性も強くていろんな物事に、口癖のように「可哀想」と言っていました。
 そんな彼女だからでしょうか、よく患者さんと交流していましたよ。飴とか交換し合っていて、とても微笑ましかったことを覚えています。看護師ですら手に負えないような方とも難なく話していて、看護師も来ると非常に喜んでいました。後は……そうですね、毎晩日記を書いていたはずです。見せてもらえるとは思えませんが、掛け合ってみてはいかがでしょうか?

日記
5月11日

今日も短歌を2首呼んだ。結構貯まってきたし、小文集でも作ろうかなと思った。名前は「さゝやき」にする。

7月11日

病院に行ってきた。みんなにさゝやきを見せたら、あまり面白がってもらえなかった。もっと頑張ろう。

8月17日

星も地球も月も何もない世の中はどんなであっただろうなどと思ってみた。その時は真っ暗闇で世界も宇宙も何から何までどろどろした土のようなものであっただろうなどと思った。地球や太陽が滅亡すれば、自然人類の滅亡ってなるんだろう。無理に人類というものをこの宇宙の中に置かなくたって、滅亡するならするで私は良いと思う。

8月19日

私があんまり地球だとか何とかいってたから、お父さんに『変な方へ頭を突っ込んじゃいけない』って言われた。

10月11日

病院に行ってきた。みんなにさゝやきを読んでもらったら、好評だった。

10月12日

高校の受験のために、いままで貯めてた小説を捨てた。先生に言われた通り勉強して、いい学校にいかなきゃいけない。

11月19日

勉強がつらい。前みたいに、小説だのを読んだり書いたりだけしていたい。

12月24日

テストの結果が発表された。1点上がっただけだった。あんなに勉強したのに。恥ずかしくて、人前に出るのが怖くなってきた。お父さんは留年するようなことは無いって言ってたけど、不安だ。

12月25日

先生に、こんな問題も出来ないのか、って言われた。私は、いないほうがいいのかな。

12月31日

病院にいったら、みんなにさゝやきはないのかと言われた。事情を話したら、みんなから楽になる方法を教わった。もう少ししたら、試してみたいと思う。 

1月1日

朝からずっと体調が悪かった。でももう少ししたら楽になると思ったら、すこし元気が出てきた。ここには、書き残したものと遺書だけ残したいと思う。

1月7日

いよいよ今日だ。

「遺稿」

 永劫の時、世に生まれては流れ、空想の余地などかの男の思考から引き抜かれたる、醜悪で厳めしい塔よ、高く、その煙る空を突く灰色の町の時代、何者も太陽も春の花咲く野原を想像し得ないような陰りの、学術的な物が地上からあらゆる美のマントを剥ぎ取った時代、斜視の詩人達は捻れた悪霊の群れを乾いた眼で捉えるなどと歌うことを辞し、皆訪れすべては去った後の、子供じみた希求が永久に廃絶されし時代に。この夢が消え去ってしまった時空の最中、ある男が人生という旅に乗り出した。
 この男の名と住処以外の記録は殆どなく、それも現世の者の記録であって記述もまた不確実なり。知り得るはただ不毛の黄昏が支配する高い城壁の街に彼が住まうこと、その混迷と影との下で彼が生きたということだけである。逢魔の帰宅を迎え受けるその窓は野の無き薄暗い中庭を見せ、他の窓はというと鈍重な絶望を湛えている。開きし窓から、身を出し見上げるはるか空、通り過ぎる小星を除いては、向かいの壁と窓しか見えず。壁や窓、読み書きする彼に狂気を引き出すは、ほんの微細な異物感、部屋の住人は夜ごと身を乗り出し上方に空を覗き、常世や灰の高層都市との背後に潜みし超越的事柄の破片の観察に費やす。数年ののち、彼はあまほしの数々を名前で呼び始め、隠れてしまった後でさえ幻夢幻想の中に名残惜しくそれらを描き、やがて男、人々の意識することさえない秘密の存在への視野を開きゆく。ある夜半、深淵の橋は架けられた。
幻夢の空は孤独な観察者の家の窓より滑り込み、彼と周囲の空間のいっさいを途方もない彼方に取り込むのだ。
 黄金の灰塵とともに至極色の空より輝きの奔流が部屋に落ち来て、火と灰の螺旋、宇宙の極限、来たるこの世ならざる重圧、渦をなして噴き出す。恍惚の痺れが大洋ほどもつぎこまれ、中心に渦巻くは直視できないほどの恒星、渦中に奇怪な海豚や狂気的深淵に棲まう海の精あり。寂しげな窓傍で捕縛されたる身体に触れることなく、夢想家の周囲へと、無音の渺茫が渦成し浮遊し、人の暦の計上以前よりの遙かなる球体の羅列が、彼の待ち望むいつかの日になくしてしまった夢へと優美に導く。それが日の出の海岸に優しく送り出したるは、幾度とない円環の軌跡の果てに眠る彼であった。水面に熱帯水生植物が広がる、赤い睡蓮草をちりばめし翡翠色の海岸にての話。

「遺書」

 お父様。お母様。

 何も彼もさよなら。

 光を求めて永遠の世界に行きます。永遠の世界では、もっと優等な人間として暮したいと思います。今の私は…………あまりに劣等な人間です。

 現実というものがあまりに厭わしくなって、毎日毎日苦しみ通しました。大きくなるにつれて、劣等な人間になりつつ行くのを見た時、私はほんとに、生きていられなくなりました。二年もそれは前でした。それから今まで、死ということのみ思いました。しかし人間特有の煮え切らない心を持った私は、死というものがあまりに恐ろしくて、どうすることも出来ず。唯一人で苦しみました。私は今、早くこの苦しみから、のがれたいと思って、永遠の世界に行きます。どうぞ皆様、幸福に暮して下さいませ。色々書こうとすれば、泪が出てたまりません。今初めて私は、雑誌の濫読の悪い影響を知りました。私が、こんなにまで苦しい劣等の人間として生きる様になったのも、大人の止めるのを聞かないで、唯々、文章家になろうとの心から、下だらない雑誌に読み耽つたからだと今更思っています。

 お父様。お母様。健康でお暮しなさいます様、祈ります。

追記
 ああ龍ちゃん、姉さんは、どうしてこんな下だらない人間になったのでしょうね。姉さんは、ほんとに自己を振り返った時、あまりにみすぼらしい自分の姿に声を立てて泣きたくなります。龍ちゃん、あなたは、雑誌を濫読しないで、これより一層勉強して、皆に負けないで下さい。人間として生まれて、人に負けた時ほど、見苦しいものはありませんよ。えらい者になれとは望まないけれど、人に負けないということを望みます。これが姉さんの最期の願いです。

S新聞 1月10日朝刊第三面

 1月9日、U市教育委員会は、先日起きたU駅での女子学生(15)の飛び込み自殺について記者会見を行った。
 教育委員会は、緊急で行った校内調査の結果を公表。女子学生は不登校気味で精神科への通院中であったことから、自殺へのリスクは高かったとして、学校は重大な責任を負うべきだと発表した。これを受け清明染谷中学校校長の清水袈裟は責任を認め、第三者委員会を設置することを公表。また、残された遺書について公表を控えることも発表した。
 近年、学生による自殺は後を絶えない。我々は、教育について今一度、学問と道徳の両方の視点からとらえる必要があるだろう。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
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