容姿・経歴・その他メモ

冷徹・冷静という言葉の似合う、怜悧な美青年。
口を開いてもその印象は変わらない。
歳の割に総白髪であること、及び左目の傷・右目のオッドアイは手術及び継承の後遺症。

イギリスはロンドン郊外、オールストン家の生まれ。
幼少の頃から不自由なく育ったが、17の年に行った南イタリアへの旅行の際にジャームの暴走・及びFHの作戦行動に巻き込まれ肉親を失う。その際に激情が体を満たし、意識を取り戻した頃には肉片が周囲に散らばっていた。

自身を巻き込んだFHが危険な組織である、ということは肌感覚で理解していた。加えてイギリスに戻ることもできなくなってしまったため、FHから奪った大剣を手に暴れまわり、追手を捌きつつ南ヨーロッパ各地を放浪。一年後18の年、暴走状態のままに偶然その地を訪れていたエスプリンシー・レミング・メガリアントの軍勢に無謀すぎる戦いを挑み、一騎打ちの結果敗北。

軍勢を率い、自らその先頭に立つ"王"、その王が抱く"志"。その覇道に魅せられた彼は、軍門に下ることを決意する。

クランに加入後、自らの隣で戦死したオーヴァードの技・記憶・知識等を受け継ぐための手術『モーロン・ラペ』の被験者に自ら志願。それまでに死んでいった者・これから死んでゆく者の魂を焼き付け続けている。
彼が数多の焼印を受けてなお己を保ち続けていられるのは、ひとえに強靭な精神力と、支柱となる存在がある為だ。

エスプリンシーを『王』としており、自らはその剣であると定義している。剣ならば戦場に在るが本望であり、剣が折れるのもまた戦場である。折れた時の彼に心残りがあるとすれば、王の覇道を見届けられないことであろう。
彼はエスプリンシーが覇道から外れれば躊躇いなくその首を落とし、自らも王に殉じる。だが同時に、彼がその道を踏破するであろうということを誰よりも深く信じているのだ。

得物は柄の長い両手剣。戦闘に入れば、悪鬼の如き形相で嵐のように振り回す。

カラーコード：004D4D

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