いつも微笑を浮かべている男性。
普段から黒いコートとズボンを着ている。
いつも聖書を持ち歩いている。

過去に解体されたある研究機関の一大プロジェクトである『神の兵士』プロジェクトの実験体であった。
組織から逃げ出した彼を拾ったのはある教会の神父だった。
彼とその妻は我が子のように育て上げ、彼は両親から教会を継いで神父となった。
彼はその見た目と敬虔さ、そして近所の子供たちの面倒をよく見る優しさから近所の人々から人気の神父であった。
また、両親の間に生まれた女の子を本当の妹のようにかわいがっていた。

幼い妹と二人で教会の掃除をしていた際、彼らが住んでいた町がレネゲイド災害に襲われた。
二人は奇跡的に無事だったが、彼らの両親が亡くなってしまった。
その後、彼はオーヴァードに覚醒してしまった。

彼は『神の兵士』の実験体であったため、元の身体能力が高かった。
そのため、戦闘訓練を終えた彼は多くのレネゲイド関連事件を解決していった。
彼は戦闘ではサブマシンガンと自分で作りだした黒鍵で戦っている。
彼はFHのエージェントやジャームなどの人類に敵対する人々を「神敵」と呼び、容赦なく排除していった。
その功績から当時のＵＧＮレネゲイド災害緊急対応班『マルコ』の隊長から指名を受け、その班に所属した。

UGN 中枢評議会アクシズ直属の特殊部隊。
レネゲイド災害に関することであれば各国支部以上の権限を持つ。
成立の歴史自体は古く、コードウェル博士が UGN に在籍していた当時から発足していたという噂もある。
全部で四つの班があり、新約聖書の福音記者「マタイ」「マルコ」「ルカ」「ヨハネ」になぞらえて命名されている。
それぞれの班は必ず一つ解呪の武器を所持しており、例として PC2 が率いる「マルコ」班では「鬼切の古太刀」が存在している。また班のエンブレムは必ず「武器」＋「動物」のモチーフでできており、「マルコ」班は「古太刀」と「獅子」のエンブレムであ
る。
なお、表向きは中枢評会全体の下部組織であるが、各班ごとに担当議員がおり、穏健派と改革派の水面下の争いも起こっている。
「マルコ班」の担当議員は穏健派に所属するテレーズ・ブルムである。
彼はそこでも多くの功績を残し、今は隊長に就任している。