実験体

FHでは通常、ジャームであることを理由に処分されることはないがそれでも任務に使えなくなれば処分が決定されることがある。
結衣はそんな、ジャームを処分するための、ジャームに対抗するためのカウンターになるための実験を受けた。その結果が鬼切りの小太刀との契約と記憶を消滅させる特異な性質のレネゲイドだ。

嫌悪

結衣はその後、ジャームを処分するための戦闘訓練を受け、実戦に投入されることもあった。
理性を失ったジャームを前に結衣は恐怖を覚え──そしてそれは自身を実験体の身に落とした兄や、兄の同僚たる研究者達にも向けられた。彼らにも、理性などというものが残っているとは思えなかった。
実験体は結衣以外にもいた。ジャームへのカウンターには複数の観点からのアプローチが行われていて、結衣と似た境遇の実験体達はやはり複数いた。だが、結衣の記憶を消滅させるという性質のために、結衣は実験体達の輪には入れなかった。
故に、結衣は縋れるもののない環境の中で、全てを嫌悪するようになった。兄、ジャーム、研究者共。そして、実験体達。

救出後

セッション履歴