容姿・経歴・その他メモ

〇現在の様子
『ライトニングスター』音無とともにヒーロー活動に従事するトップヒーロー。
音無とは対照的にダウナーでやれやれ系。
だが人命救助がかかわると音無以上に命知らずで向こう見ずな無茶をすることもしばしば。
中高一貫のヒーロー養成科で出会った音無とは不思議と馬が合って、気付けば当たり前のように相棒になっていた。

戦闘スタイルは対多数を得意とした白兵。
基本的には黒鵜が雑魚敵を一掃する梅雨払い担当、音無が親玉を仕留める一転突破担当。
世間的認識は誰よりも早く突っ走る音無を黒鵜がリードを引いて御しているような関係。
しかし一部のコアな考察班は、後述『祈りの造花』事件で黒鵜が先に『祈りの造花』を見つけ、向こう見ずに祈りを捧げて右腕を失ったことから、音無は脅迫観念的に黒鵜よりも先んじて危険を負おうとするのでは？と言われている。

『祈りの造花』から生まれた少女姿のレネゲイドビーイングを連れていて、非戦闘時はオーヴァードとしての能力を『祈りの造花』を介してのみ行われる。つまり私生活の黒鵜はノーマルに限りなく近い状態。
戦闘時はレネゲイドビーイングと融合し、『祈りの造花』が文字通り右腕となってヴィランを切り刻む。
戦闘形態になると周囲に青い花びらが舞い、それらすべてがマーカーとなって瞬間移動して奇襲を仕掛ける。ナルトの四代目火影みたいな感じ。
力を使うほど身体に走る茨のような亀裂が深くなっていき、いずれは身体が崩れ『祈りの造花』の一部となると思われる。

レネゲイドという呪いによって人生を狂わされる人を減らすために戦う。
信念にまっすぐな馬鹿が好き。
人に迷惑をかける奴が嫌い。

〇『祈りの造花』事件
『祈りの造花』との出会いは訓練生時代。
ヴィラン組織に幼いオーヴァードを売買している噂のある村に進入して、情報収集する任務で『祈りの造花』を発見した。
その村では子供に洗脳教育し、『祈りの造花』に「村を守れる力が欲しい」と祈らせてオーヴァードに覚醒させ、ヴィラン組織に売り飛ばしていた。
音無が村の大人を問い詰めている間に黒鵜が『祈りの造花』を発見した。
『祈りの造花』は造花に宿るレネゲイドビーイングであり、祀り上げるという名目で祠の奥深くで拘束されていた。
人類に絶望していた『祈りの造花』に黒鵜は祈った。
「一緒に殴ってやるからお前の力を俺に寄越せ。供物ならおれの力をくれてやる。
俺と一緒に戦って、俺と一緒に死んでくれ。それが祈りだ。」
はたして黒鵜は右腕を失い、『祈りの造花』は強制覚醒の力を失い、『グロウイングバスター』が誕生した。

〇『祈りの造花』関連設定
『どんな願いも叶えるお花』という子どものウワサが具現化したレネゲイドビーイング。
ヴィラン組織に確保され、オーヴァード人身売買に利用されており、因習村の習わしというカバーストーリーにより存在を隠匿されていた。
『祈りの造花』の願いを叶える力は強制覚醒という歪んだ形で利用されていた。子供の夢物語から生まれたはずの存在をそのようにしか使えない人類に絶望していたが、『祈りの造花』に抵抗手段はなかった。
しかし黒鵜の祈りを叶えると同時に半分人間、半分レネゲイドビーイングのような曖昧な存在となり、願いを叶える力は失った。一説には黒鵜の右腕を依り代にしたことで人間に近い存在のレネゲイドビーイングになっているのでは？と考えられているが謎が多い。
普段喋ることはないが、黒鵜との意思疎通は（半ば勝手に）できている。黒鵜がコーヒーに４つ目の角砂糖を入れようとすると手を叩く程度にはしっかり自我がある。

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