容姿・経歴・その他メモ

髪色：淡い赤
瞳：薄青
使用ルルブ：EA、RW
立ち絵：Picrew 「灰は不味い」メーカー様

「やぁ兄弟、今日も昨日より元気そうだね！何かいいことあったかな？」
「あぁ兄弟、何だか疲れた顔をしてるよ？そんな兄弟にほら、プレゼントさ！」
兄弟、兄弟と出会った人々全員に気さくに話しかけては楽しそうに微笑むあの子。長い三つ編みをゴキゲンに揺らしている。
彼には確かに兄弟が、弟がいた。しかし三か月前に行方をくらましてから、彼はどこかがおかしくなってしまったようだ。まるで今までギリギリで張られていた切れかけの糸が、それをきっかけにプツンと切れてしまったようにも思えた。おかしくなった彼は全ての人間を「兄弟」と呼ぶようになり、時々意味のない言葉の羅列を並べるようになった。
それでも他人を気にかけるその優しさと、この地獄のような環境で明るく振舞っているその姿は以前と変わることは無かった。彼はよくこういっていた。「こんな環境にいれば気が滅入るのは確実だ。それならこのお姉ちゃんが、馬鹿みたいに、ピエロのように振舞って少しでも明るくしてやる。此処なら例え狂ったとしても、なんにも思われないだろう？」

自身のことを「お姉ちゃん」と呼称する他人想いの青年。ジャーム化の疑いをかけられ「ディスガード」に所属し活動していたが、弟の失踪が原因で何かが壊れてしまった。
どんな人間でも、とは言ったが正確には「オーヴァードであればどんな人間でも兄弟」と彼は呼ぶ。
それはジャームも例外なく、親しみを込めて兄弟と呼ばれる。
プラシーボ効果はご存じだろうか？思い込みというものは、非常に厄介なものである。事実とは異なることを言われ続けると、いつの間にかそう思い込み、言われ続けた通りの状態となってしまうのだ。
彼は、そんな思いこみの被害者である。

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