容姿・経歴・その他メモ

鵜崎 健次郎（ウザキ ケンジロウ）
46歳男性　10月13日生まれの天秤座　血液型はＯ型　身長175cm　体重62kg
モルフェウス/エンジェルハィロゥ

UGN中枢評議会(アクシズ)評議員テレーズ・ブルム直下のUGNレネゲイド災害緊急対応班『マルコ』の隊長。

天涯孤独の身であることから隊員たちを家族のように大切にしている。
普段は温和な笑みを浮かべる穏やかな中年だが、テンションがあがるとその加虐性が表にでてくる。

オーヴァードの両親を持つ生まれつきの感染者。
両親は健次郎が成人する前にジャーム化し、処分されている。

幼いころ、フィクションのヒーローたちに憧れ、そうなりたいと無邪気に語っていた。
同じ夢を語る幼馴染の女の子がいたこともあり、真剣に夢を実現させようと力を扱う訓練にも精を出していた。

しかし初めて暴走したときに、『ぐちゃぐちゃに壊したい、痛めつけたい』という醜い感情が自分自身の中にあるのだと自覚してしまった。それからしばらくの間、『こんな自分は正義の味方にはなれない』と夢を失い、自己嫌悪に陥り家に引きこもっていた。

そんな中件の女の子が健次郎を尋ね、『どうして夢を諦めるの』と問い詰めた後、半ば強引に外に連れ出した。そして彼女は健次郎にこう語った。
『大丈夫よ！健次郎が変になったら、あたしが殴ってでも止めてあげるから！』
『だから、諦めないでよ。私たちの力は、そりゃあ怖い力かもしれないけれど。それでも、誰かを助けることはできるはずでしょ？』
『いつもは健次郎が言ってるじゃない。力は使いようだーって。私よりも頭いいのに、こういう時はバカなのね！』
暴走した姿を見ていたはずの彼女が、まだ無邪気な笑顔で自分を信じてくれる。なんの根拠もない子供の言葉だったが、それが健次郎には救いになった。彼女がそばにいてくれるなら大丈夫、彼女が信じてくれる存在であり続けたい、と前に進むことができた。

それからも彼女と一緒に成長し、自然と恋心が芽生え、20の頃に健次郎からプロポーズをして結婚した。

しかしそれから10年が経とうとしていた時。二人そろって休日で、街を目的もなく歩いていた時。
突如発生したレネゲイド災害に巻き込まれてしまった。そして、彼女は健次郎を庇って重症を負い、命を落とすことなった。

最後に彼女が遺した『私の分も、健次郎が守って。たくさんの人を助けてあげて。できるよ、大丈夫。私の大好きな、ヒーローだもん』という言葉がなければすぐに後を追っていただろうとそう確信できるほど、心に穴が開いてしまったようだった。

時がたち、彼女がいない時間に慣れ始め。ふつふつと、怒りと憎しみがわいてきた。
ただ、暴力的に人を、街を襲うレネゲイド災害。愛する彼女の命を奪ったそれを、許すことなどできはしない。

以降、レネゲイド災害にかかわる案件に積極的にかかわるようになり、今の地位にまでたどり着いた。

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