容姿・経歴・その他メモ

尋常の人間では有り得ざる桃色の長髪を波打たせ、常に浮遊しながら活動する女性型実体。
酒に酔った夜に見る夢のような光景を生み出すレネゲイドビーイング。

ランダムな場所・日時に地中から粒子状態で浮上し、人型実体を形成、無軌道な散策を開始する。しばらく後、逆の手順を取り消失する。
ＵＧＮの観測記録によれば活動時間は最短8時間、最長20時間、平均約16時間。
再出現までは最短5時間、最長約16時間、平均約8時間。
つまりは人間の活動時間と同じリズム。

前述した桃色の長い髪。
薄く発光している青色の瞳。
人間的な範囲で真っ白な肌の色。
穏やかな目元がさらに眠たげに緩んでいること。
この4つはどの出現時でも変わらないが、身長や体重などの身体パラメータは多少変動する。

散策の主な目的は「遊興」であり、自分が楽しむことを目指して行動する。
その中には「テレビのヒーローやヒロインのように活躍すること」も含まれているためＵＧＮの作戦にも多少の説明をすれば協力的になる。自分に関する調査は面白くないので決まって非協力的。
いつから出現していたのかすら定かではない、謎の多いレネゲイドビーイング。

その正体は、とあるジャームの触覚としてはたらく分身。
「ジャーム化した所有者を殺し自らに取り込む」という性質を持つとある遺産に適合した少女が居た。ある時彼女は自らのジャーム化を避けられないと悟り、優瞳の原型となるモノを作り出して遺産を押し付けてどこかへと逃げ去って行った。
その内に潜む衝動や現在どこに居て何をしているかなどは不明だが、少なくとも現時点までは優瞳と接触する機会は無く死亡してもいないようだ。

ジャームとなる寸前の彼女は「都合のいい夢」を求めた。
自分だけれど自分ではない誰かが、既に捨てたはずの現実で、しかし夢のように気ままに振る舞う。そんな矛盾を願われ生まれ落ちたモノが優瞳である。
具体的には彼女は優瞳の視界や感情を一方的に感じとることが出来る。
優瞳から自発的には彼女に一切の干渉を行えないが、ジャーム的思考という地獄に心が焼かれることも無い。
優瞳はこれらの事実をおぼろげながら認識している。自らが彼女を救うことは出来ないことも理解の内。

この夢遊病/白昼夢/夢現がいつ覚めるのかは、まだ誰にも分からない。

コードネームはＵＧＮ職員が付けたもの。白昼夢の逆読み。
本人が問われて名乗る可能性は半々くらい。

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