UGNのとある研究チームに所属していた夫婦、五十峯(いづみね) 大気(たいき)・五十峯(いづみね) 星之(ほしの)の間に生まれた長男。
五十峯家の本家は軌道衛星上にあるUGNの人工衛星「Parhelion00」にあり、麟もそこで誕生した。
Parhelion00は表向き、FHとの抗争で発生した宇宙ゴミを収拾・処理する目的で打ち上げられた衛星だが、実際は【元型種】に由来するとある特殊な【賢者の石】の研究を行うための施設。
五十峯家は賢者の石の適合率が高い人間が生まれやすいとされる家であり、Parhelion00に在籍する人間はすべて研究者であり同時に被検体。
その全員が賢者の石（※正確にはその欠片）を移植されるため、五十峯家の人間には自分の家族に石を移植する行為に罪悪感や抵抗はない。

3歳以下の赤ん坊に石を適合させた場合、成長過程で元型種の影響を強く受け、拒食症の症状が現れる。
結果、多くが栄養失調により死亡するが、一方でそれを克服した個体は元型種の力を得た非常に優秀なオーヴァードとなり五十峯家では【麒麟】と呼称される。
麟は0歳で石を移植を実施された【麒麟】候補だった。

5歳
両親とともに地上へ戻る。
その際、ゼノスの元型種ハンター・鳳(おおとり) 穂高(ほだか)によって両親が殺害される。
穂高は麟を連れ去ろうとしたが、先に警察に発見され、麟は施設に預けられる。
この時、UGNは麟の存在を一度ロスト。

7歳
穂高が麟の親戚を名乗り、麟を施設から引き取る。
石の影響で拒食症に悩まされていたが、穂高の根気強い食育により克服。

15歳
覚醒。穂高の正体に気づき家を出る。UGNチルドレンになる。