彼には前に孤児院に二つ上の灰原 穂香(はいばら ほのか)という姉のような存在がいた。
よく幸太郎の面倒を見てくれ、物心つく頃に両親を交通事故で失った彼にとっては家族のように思っていた。
そんな穂香の正体はUGNのチルドレンであり、ピュアキュマイラのオーヴァードで孤児院の院長もUGNイリーガルであり、潜伏先として場所と提供していた。そのことを当然ながら幸太郎は知る由もなかった。

しかし、彼の運命を決定づける大きな事件が起きる。
中学生のとある日の下校中の時。FHのとあるセルにより襲撃を受けることになる。当時の幸太郎はオーヴァードではないものの心臓に作られていた賢者の石(レネゲイドクリスタル)によるものなのか、それとも穂香と長い間かかわっていたことによるものなのかは不明だがワーディングの効果を受けず、オーヴァードの存在を認知することになる。
穂香は幸太郎を護りながら応戦するものの命を落とし、そして幸太郎も目撃者を消すために心臓を敵の剣で貫かれその短い生涯に幕を閉じるはずだった。
穂香の返り血を浴びる際にその血液を経口摂取したことと、心臓を刺すことにより賢者の石(レネゲイドクリスタル)が刺激されたことによりオーヴァードに覚醒。衝動のままに襲ってきたもの達を残虐にいたぶりながらも撃退に成功。(なお、この一部始終を伸介は目撃していた。)

そしてUGNにより一時的に保護されることになる。
穂香の死に心が折れてしまうが、伸介の必死の説得により生きる希望を見出すことに成功した。
しかし、穂香の後釜としてUGNに加入することはなかった。自分が穂香の代わりになることなんてできないと思っていたからと、自分に自信がなく、世界の平和を守るという重荷に耐えきれないと思ったためである。しかし、何かあった時できることがあるなら力を貸したいとは思っていることを伝え、日常に帰っていった。

ブラム=ストーカーとキュマイラのクロスブリードであり、白兵戦闘を主として戦っていく。また、オーヴァードに覚醒したあの日の出来事が能力の由来となっている。

・能力の使用→心臓を刺すことで行う
・変身後の姿→穂香が変身していた猫又を思わせる人型の化け物の姿
・武器→自身が覚醒するきっかけになった日本刀を作る
また、自身に賢者の石(レネゲイドクリスタル)があることを覚醒した後にUGNの調査を受けた際に発覚したものの意識的に力を解放することはできない。現状わかっていることは強い感情が能力を出す引き金になることのみである。