容姿・経歴・その他メモ

暁　弓乃の実兄。
彼と弓乃がまだ幼い頃に両親は事故で無くなり、兄妹揃って親戚からは厄介者扱いされ近所の親戚の家をたらい回しにされる。
弓乃には生まれたときから＜エンジェルハイロゥ＞のシンドロームが発現しており、普通の人間にはできないことができる弓乃を密かに誇りに思っていたが、ある日転機が訪れる。
弓乃はある研究者にスカウトされ、親戚は弓乃と引き換えの報酬に目が
くらみ、弓哉と弓乃はバラバラに引き裂かれることになる。
数年後、自ら親戚の家を飛び出し、実験の被験者に志願する。その目的は、弓乃と同等、またはそれ以上の力を手にすれば弓乃を取り戻せる、または一緒に居ることができるかもしれないと考えたからであったが、世の中は残酷であった。
彼は、凄惨な実験の末、皮肉にも弓乃と同じ＜エンジェルハイロゥ＞のシンドロームに覚醒するが、そのクオリティは弓乃の足元にも及ぶものではなく”出来損ない（ﾌﾟﾛﾄﾀｲﾌﾟ）”のレッテルを貼られる。
それでもなお、諦められない彼は実験に何度も志願、しだいに次は＜モルフェウス＞のシンドロームに覚醒し、その次は＜ノイマン＞のシンドロームを覚醒させた。とうとう練度の高いトライブリードへと成長した彼は、とうとう弓乃に会う機会を得ることができたが弓乃はそんな彼に軽蔑の眼差しを向け、「もう私には兄さんよりも大切な家族が居る。」と告げ彼の元から去る。（弓乃の対応が冷たい理由は、研究者に引き渡される際、弓乃は弓哉と別れることを嫌ったが、親戚の一人が「あなたを研究者に売ったのはその兄なのよ」と吹き込まれたため。兄に裏切られたと思い込んでいる。）
弓乃に拒絶された弓哉は、自分の人生を嘆いたがそんな彼に声をかけた者がいた。それはUGNの黒い噂、裏切り者の始末、暗殺、今ゆる裏の汚れ仕事を生業としてUGNで活動する”八咫烏”といわれる組織だった。
そこへ所属し、数々の汚れ仕事をこなしていく中、彼の絶望はいつしか実の妹にこの銃を向けることを生きる糧とするようになっていく。
仕事の為なら非人道的なことはするが、人の道からは外れる気がない。悪になろうとするが悪になり切れないそんな半端もの、そして歪な憎悪という爆弾を抱えた人間。それが暁　弓哉である。

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