容姿・経歴・その他メモ

―――ただ、速さに魅入られた。もっと速く、何よりも速く。
駆けて駆けて駆けて、駆け抜けた先に例え何もなくても、それでよかった。

あの日までは――――

1年前、中学最後の大会を目前にして、些細な口喧嘩があった。部室でギアの手入れをしてたら、聞いてもないのに調整にいろいろ口出してきて。
それで、部員の中でも特に仲が良かったはずのダチに、クソみたいな言葉を吐いた

―――――――――――「テメェの方が遅ぇのに指図すんなよ、ノロマ」

すぐ、自分の発言を後悔した。でも、その時にはもう遅かった。ワンテンポ、どころじゃなくて。異様に遠く見えるアイツの背中を追っていた。


動揺に　足が乱れて

―――止まれなくて

謝らなきゃって　意識が揺れて

―――何も聞こえなくて

違う。おかしいのは俺じゃない。あまりにも、静かに　"非日常"との邂逅は訪れた。

設定

"元"陸上部のエース。全国的に見てもひときわ強く輝く、いずれ世界を塗り替える次代のトップアスリートと目された少年――"だった"。
が、1年前にレネゲイドビーイング"ゲファター"の起こした事件に遭遇、オーヴァードとして覚醒した。
覚醒した力を無我夢中に振るいその場を離脱、その夜にUGNに捕捉、保護された。

その後、オーヴァードとして見ても規格外の速度―生身のままの第3宇宙速度到達―を記録した自身と向き合って、自分が本当に楽しんでいたのは人と競い走ることだと気づき、一足先に部活を引退。それから人前で走ることはなくなった。

現在はUGNイリーガルとして緊急時の機動隊のような立ち位置でその力を振るっている

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