容姿・経歴・その他メモ

髪

赤毛

瞳

青

肌

白め

あの冬の日。少年は知った。
己の在り方を。己の行くべき道を。

例え正義に反する生き方であっても、例え造られた命であったとしても。
己の道は己が造る。この道は、誰にも阻ませたりしない。

少年は行く。愛すべき姉と共に往く為に。
例えこの身が、「姿なき暗殺者（ファントム）」と成り果てたとしても。

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「美鶫綾人」という少年を元に生み出された18番目の複製体。
悲痛な声だけを聞き届けて暗殺と報復を代行する暗殺者。日中は普通の学生として生活し、その片鱗は一切見せない。
己とオリジナルを区別することが出来ず、姉に認めてもらいたくてオリジナルに成り代わろうとするが、一方で「自分自身」というアイデンティティに悩み続け答えを探し求めている。

「みかんゼリー」が好物で、冷蔵庫に一定数ストックしている。曰く「趣味はない」とのことだが、無自覚に人間観察を楽しんでいる。

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一般的な名は「美鶫綾人」。親しい者からの呼び名は「冬夜（とうや）」。
相棒である桐生嚆矢との戦いを経て、彼の為、彼が生きていたことを証明したい仲間達の為に生きることを決めた冬夜は、彼から与えられた名前を胸に日々を邁進していた。

一方、複製体としての彼の肉体は限界に近く、握力やスタミナ面で僅かながらその影響が出始めており、短い時間の中で己の目的を達成する為に焦っている様子も見受けられる。

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残された時間は長くない。
あの日、あの夜。腸（はらわた）を裂かれたその時から、きっと”俺”という存在の終わりは決まった。

それを恨む気持ちは、もうない。
それを悔やむ気持ちも、もうない。

支えてくれる人がいる。
願ってくれる人がいる。

待ってくれている人がいる。

だから、例えどんなに辛い”今”がそこにあっても。
もう、”俺”は逃げたりしない。

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