容姿・経歴・その他メモ

履歴

親の顔は覚えていない。生きているか死んでいるかもよくわからない。物心ついた時には既にUGNに保護され、訓練を受けていた。
親のことも自分のこともよく覚えていなかったが、自分の名前を教えてくれたのは自分の中にいるもう一人の自分だった。もう一人の自分はお姉ちゃんのような、友達のような不思議な存在で、雑談したり相談したりたくさん話をした。

もう一人の自分はずっと自分の中だけの存在だったが、本格的に戦闘訓練が始まったころ、戦闘の瞬間だけ灯の意識と入れ替わって表に出るようになった。もう一人の自分と入れ替わると瞳が赤くなるため、灯は赤く光る星からもう一人の自分をアルデバランと呼ぶようになり、それがそのままCNとなった。アルデバランのことは普段アルと呼んでいる。

アルは、自分がでなくてもいいならずっと灯の中にいようと思っていたらしいが、灯の戦闘センスが壊滅的すぎて、戦闘だけは自分が出てくることにしたらしい。灯も自分が戦闘が苦手なことは理解しており、素直に体の主導権を渡している。戦闘だけ変わってもらってしまって悪いなとちょっと思っているが、アルはそもそも戦闘とか体を動かすこと以外は何もしたくないので無問題。戦闘以外は灯と話していられればそれでいい。

今回の任務にあたり、学校に通った事がない灯は雑誌などで女子高生というものをよく調べた。が、少々年代を間違えていたのか一般的な女子高生というより平成のギャルになってしまった。JKはだるだるのカーディガンを着ているらしいと知り、新品のカーディガンを頑張って引っ張ってのばしていたのはここだけの話。
アルは途中でなんか違くないか？となったが、平成のギャルファッションが気に入ったので何も言わなかった。

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