幼少期にレネゲイドウィルスに罹患、発症。
実家はUGNに出資者として参加していた為、オーヴァードとして訓練を受ける為、また研究の為の実験体としてUGNに身売りされた子。
その経歴から一般社会に触れたのは幼少期まで。以降はUGNで純粋培養された少女。

特別枠のチルドレンとして長期に亘り訓練を受けた後、世界の状況を鑑みた結果一般社会に触れること無駄と断じ、UGNストライクハウンドへの配属を希望した。
いくつかの任務を経て第1特務小隊に転属。やがて副隊長の座に居座るようになった。華の出世コース。

一般社会には特に関心がない。
能力を持つ者として一般人と社会は庇護の対象だが、そこに抱く感情はイリーガルが持つような「日常を守る」といったものではなく「自分の責任を果たす」というようなもの。
自分が生きる今の世界への愛着の方が強く、『普通』はこれまで自分にとって価値がなかったのだから、(自分には)なくて良いだろうというような理解をしており、所謂別の国を見るような感覚を持っている。

能力的には至って優秀。言葉通りの意味で天才であり、かつ才能に甘えず、一切の努力を怠らない生真面目な性格。
自信に満ちた横柄な態度に相応しいだけの鍛錬を積んでおり、言葉を保証するだけの『性能』はある。
しかし油断が多く、軽挙妄動の悪癖があり、大体足元がお留守な人格ザコ。
能力を鍛え応用力を磨き思考を磨いたところで、判断をする頭が緩ければ意味がない。

変に優秀なせいで結果だけはそれなりに残る為、いつまで経っても自分の問題に気付けない。もとい気付こうとしない。
永遠に首位に立てない女。
優秀な指揮官になれるだけの能力はあるが、人生経験の不足と人格の偏りが大きな問題。そして最大の敵は集中力。

前述した通り能力面は至極優秀なもので、万能の天才に片足を突っ込んでいる領域。
もしも能力を数値化することができればその平均値は非常に高いものになる。
しかし、同時に多くのオーヴァードが持っている『自分の得意分野』を持っていない。
あくまで平均値が高いだけであり、盤面を引っ繰り返せるような優れた一芸を持っていないことは大きなコンプレックスになっている。
自分だけの強みを欲し遺産との契約を試みた結果得たのは地味極まりない影を操る力。

最初は遺産『古太刀』との契約を試みたが失敗。
望んだ遺産とは異なる『槍』――現在は瞳子の捻じ曲がった性根に併せてか、穂先が変形し大鎌状に変化している――の契約者となっている。使いにくいんですよお前！！実用的じゃないです！
契約者に勝利を追及させるその遺産と生来の負けん気の塊のみたいな根性の悪さは非常に相性が良いのだがなんか納得できない。

そんな感じで常に勝ちたい生真面目さの塊のような少女。自他共に厳しく、人に好かれ難いタイプ。
みんなでやった活動に真顔で「30点です」とか言うタイプ。

ただし所属部隊の現隊長、敬愛する久木静流については色々と例外。
彼女に関しては全ての評価基準がダダ甘になり静流が白いと言えば鴉も白い。好き。
出会った頃に何かがあって敬愛の対象になった。なっちゃった。以来お姉様呼ばわりして超慕う相手。
そんなお姉様が直接鍛えたPC1は嫉妬の対象。
自分が欲しかった遺産を持って、お姉様と密な関係を築いてやがる。なんだァ……？
『お姉様が鍛えた』その実力を誰よりも認めているが、それだけに気に入らない相手。お前！お姉様と距離が近い！！です！！