容姿・経歴・その他メモ

オーヴァードの父親によって育てられた一人っ子、母親は物心がついたころにはいなかった
父親は医者を名乗り、それを誇らしく思っていた

しかし、徐々に違和感を捉え始める。
齢12歳、小学生と中学生の狭間で春風を嗅ぐ頃の話だ

家に患者を呼ぶことで治療するのだと信じており、五人同時に怪我人がやってきたのも偶然だと思っていた
「決して入るなよ」
手術室のランプのように、治療室の電気が光っていた。学校の友達と話が合わずに疑問を持っていた彼は、つい覗いてしまった

父親が患者から骨を抜き取り、かと思えば次の瞬間には傷が塞がっている患者の一部始終を
大きく上げた悲鳴を、二人の双眸が強く睨んだ

あっという間に取り押さえられた彼の耳には、処理だの捨てろだの、ゴミのように扱う声が乱暴に叩きつけられた
味方であると信じたかった父親の顔は、信じている通り、味方の笑顔だった
「いい考えがある」
父親が取り出したのは一つの薬品だった
後に彼は、αトランスという薬品の改造種を報酬として譲り受けた記録を見つけることになる

父親から淀みなく知らされたレネゲイドの真実と、死ぬか覚醒するかの二者択一
新人類と成る道を選んだ

父親は「命を救う俺を狙う命がある」と、用心棒として鍛え始めた
裏返った世界の父親は今までの優しさが欠片もなく、ただ恐怖と疑念に包まれながら生き続けた

中学生の半ば、父親の失踪とUGNという組織に出会うのは同時期の話だ
父親はよく家を留守にし始め、力の鍛錬を行なっている最中のUGNが接触してきたのだ
父に言われた通り、何もかも知らないフリをして世界の真相を知る
父への疑念がUGNに従属する背中を押した

入って間もなく、探しているジャームがこの街にいると聞いた
特徴も見た目も、紛れもなく父親だった


失踪後約一か月、父親は帰って来た
奇しくも小羽大成の誕生日だった
最後にその者から貰ったのはUGNからの信頼と安全な住居だった

UGNエージェントとして活動していた彼は後輩にFHチルドレンを持った
アクの強い二人だったが、だからこそ歩み寄った

とある任務で、彼はその中の一人を庇って左腕を失った
周りは庇うのが間に合ったと賞賛、或いは惜んだが、彼だけは違った
"間に合わなかった"

彼が変異種たらしめる所以は、時間制限がある点である

居場所までは守り切れなかった彼は、二人の後輩を連れて門を叩く
「次は間に合うように」


左腕が義手、時計がハマっている
限られた時間のみ早い
改造種は変異種を促すもの

履歴

【基礎情報】
登録名：小羽 大成
コードネーム：時限の隻腕(クロックスター)
性別：男性
出身：日本
誕生日：
身長：174cm
体重：89g
血液型：A型
所属：UGN日本支部特殊部隊『烏合』
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：ブラックドッグ
シンドローム2：ハヌマーン
シンドローム3：―――――


【能力測定】
・戦闘適性：A
・継戦能力：E
・命令順守：B
・陣頭指揮：B
・社会適性：A
・RC技術 ：C
・衝動耐性：C
・特異能力：EX

セッション履歴