容姿・経歴・その他メモ

服飾の仕立屋「ミルキーウェイ」で働く20歳。
お淑やかな性格で落ち着きのある言動をとる。背が低いことで子供に見られがちだが、端正な顔立ちと大人びた佇まいから実年齢以上の印象を持たれることもある。
仕立屋で働いている時は、ファンタジーなお店の雰囲気に合わせて蕾をモチーフにしたドレスを纏っている。
一方で、UGNとして働く際はぴっちりとしたスラックスを履き、キャリアウーマンを思わせる出立になる。

日本籍のため姓名で名乗っているが、本来は“ヴィクトリア”というミドルネームがある。これはイギリス人の祖母から受け継がれた名前。母方の系譜はイギリスに起源を持つ由緒正しい家系で、優麗はクォーターにあたる。
物心つく前から父親の姿はなかった。母はモデルの仕事をしており、メディアや雑誌でかなりの人気があった。優麗はそんな母を誇りに思っていた。母は仕事の忙殺されていたため、優麗の世話は主に祖母が行なっていた。
9際の時、懇意にしていた祖母が死去。祖母の棺を前にし、感情が爆発した優麗は暴走する。その際近くにいた母親の顔を傷つけてしまう。しばらくしてその場は治るが、顔で仕事をしている母に一生消えぬ傷を残してしまった。それでも母は娘の無事を泣いて喜び、傷のことは気にしないように言い聞かせた。だが優麗は仕事で輝いている母の姿が大好きだったため、それを奪ってしまった自分という存在が許せなかった。だからこそいつまでも母を輝かせられる人であろうとし、今では仕立屋として服飾の仕事をしている。母は顔に傷がありながらも未だに世間で人気があり、仕事量は減ったかもしれないが不自由なく過ごしている。二人の関係は現在も良好であり、母は服職業についた娘を自慢に思っており、時々一緒に仕事をしている。

能力をコントロールするためにUGNで訓練を積んだ。数年が経った時、自分の容姿が一切変わっていないことに気付く。調べた結果、優麗がオーヴァードになった際に内なる衝動だけでなく古代種のレネゲイドウィルスが混ざっていたことが発覚。そのせいで9歳で体の成長が止まってしまった。ただそれで何かが変わるわけでもなかったため、本人は古代種について特に何も思うところはない。

責任感が強く、失敗は尾を引くタイプ。その反動か、衝動に飲まれた際は自責の念を発散するように他人に擦り付け、加虐的になる。当然正気に戻ったときもこの行動を激しく後悔するため、本人は極力平静を保つよう努力している。今のところその努力は報われていない。

戦闘スタイルは支援タイプ。植物に因子を埋め込み、操作を得意とする。自分や味方が有利に立ち回れる領域を形成し、時には植物を操作して相手を拘束したりする。戦場を勝利へと導く存在と、彼女の本来の仕事を掛けて“仕立屋(ヴィクトリア・ドレッサー)”との異名がついた。ただ呼び名が長いため、普段は単に“ドレッサー”と呼ばれることが多い。

※命名理由:苗字の河原は河原撫子から。名前はユリの当て字。語感から間に「う」の音を入れている。元ネタはドレディア。日本語の由来に撫子があり、撫子の品種をとって苗字に。英語名のユリと優雅、ドイツ語名の”美しい”から麗の字を当てている。

セッション履歴