ある一人の”少女”の亡骸から生まれ落ちたレネゲイドビーイング。
生みの親ともいえる”少女”のようになりたい…いや、ならなければならないと生まれた時から感じており、行く宛もなくさ迷っていたところを”プランナー”都築京香により保護され、そのままゼノスに所属する
”正義”が何かもわからず、それでも”少女”のようになりたいという衝動のままに、ゼノスに所属しながら「正義を為す」ための活動をしている。

太陽のように明るく、誰にでも手を差し伸べ、正義の味方を夢見ていた少女。
何よりの特徴が、レネゲイドウイルスに愛されていると言えるほどに強力な力を発揮することができ、”英雄の卵”と一部で称されるほどに将来を有望視されていた。
誰かを守り、救うために力を使おうとし、その果てに命を落とした。

「”正義”とはつまり”悪の敵”である」
今は亡き少女が目指した”正義”が何かを探し、その果てに”正義”とは何かを考えて出した結論。
”悪”とは「私利私欲で他者を傷つける者」と定義しており、主観と客観で”悪”と定義した存在の敵対することが自らの”正義”の証明になると考えている。
そして、”正義”を証明し続ける自分の敵は何であれ”悪”であると認識しており、自分が間違っているとは欠片も思っていない。

奪い、傷つけることに特化した能力で、力に任せた肉弾戦を得意としている。
また、生みの親ともいえる”少女”を慕っていたレネゲイドビーイングの協力者がおり、そのサポートを受けることで様々なことに対応することができる柔軟性を有している。
何よりの特徴として、生まれ落ちた時からその身に”熱”を宿している。この”熱”は非常に強力な力を秘めており、それを全身に巡らせることで圧倒的な力を発揮することができる。ただこの”熱”は身の丈に合ったものではなく、使い続ければ確実にその身を蝕んでいく。
しかし、この”熱”は自身が焦がれる”少女”の残した物として大切にしており、この”熱”で命を落とすことになっても本望だとすら思っている。