N市公立高校に通う2年生であり、UGNのN市支部に所属するチルドレン。

基本的にまじめな性格。もとは黒髪だったが、「賢者の石」による痛みのせいでストレスで白髪になってしまった。それ以来、生来の目つきの悪さもあってか不良に絡まれやすくなり、「なめられないように」とピアスを開けてみた。穴開けるのめっちゃ怖かった。結局周りからは遠巻きにされるし、不良には絡まれるし、母親からは心配されるしでろくなことがない。目つきの悪さを真剣に悩んでいる。

3年前に交通事故に巻き込まれたことでオーヴァードに覚醒。それ以来N市でUGNチルドレンとして活動している。立科沙紀にはチルドレンの先輩としてよく世話になっている。
もとはよくいる「不運なチルドレン」だったが、1年前の任務中に右半身を欠損する大けがを負ってしまう。即死は免れたものの、オーヴァードの再生能力でもってしても助からないだろうとされ、一縷の望みをかけて「賢者の石」による再生促進の実験体となった。
運よく「賢者の石」の適応したことで一命をとりとめたが、重要な臓器の再生を優先させたため右手足と右眼の再生は間に合わず、義手、義足、義眼を装着している。
また、この実験に参加していた姫宮由里香とはその後も交流があり、自身の命の恩人として慕っている。

「賢者の石」は脊髄に埋め込まれ、失われた右半身の疑似神経回路を形成している。疑似神経回路の支配域の運動機能は特に問題なく、義手や義足も思い通りに動かせるが、感覚機能は不具合が多く、よく幻痛に悩まされてる。おかげでストレスで髪が白くなってしまった。
「賢者の石」の力を開放すると、疑似神経が過剰発現し背中を突き破って翅のように伸びることがコードネームの由来になっている。