シナリオロイス:“バンダースナッチ” 推奨感情 P:執着/N:脅威
市支部長であるキミのもとに、“バンダースナッチ”千木良昭仁の侵入を伝える報告が来た。かつてキミの部下だった彼はUGNを裏り、今や凶暴なFHエージェントとして名を馳せていた。放置すれば重大な危機が起こることは明白だ。市を預かる身として、何よりも支部長としてケジメをつけるために、早急に対処せねばならない。

キャラクター概要

昔から、繰り返し教えられたことがある。―――「力弱き者を守れ」、と。父に、母に、先達に、キミはそう言われ育ってきた。
だからキミは、オーヴァードになった時、こう思ったのだ。「これこそ、自分に与えられた使命である」と。
力がある者はその力を正しい目的の為に使うべきだ。強い力であればこそ、より強い精神で制御しなければならない。
それを放棄し、人の生き方すら忘れた外道に、真っ当に生きる人々を傷つけさせてはならない。
キミはUGNに入り、支部長という役目を与えられた。すべては力なき人々を守るため。壊れかけた世界を少しでも保つため。
そう信じ、その意思に恥じないように力を振るい続ける。…己の命を削りながら。

「指導者」

あなたがUGN支部長の中でも、特に優れた指導者であることを表すDロイス。
歴戦のオーヴァードであるために的確な指示が飛ばせるのかもしれないし、あるいは天性の人柄によって部下から慕われる、ということを表しているのかもしれない。詳細はあなたが決定してよい。

日本支部長・霧谷雄吾によって選ばれる各都市の支部長には、若くしてその席についた者も存在する。学校にも通っているという。
彼が重視するのは年齢ではなく、指導者としての適性。一癖も二癖もあるオーヴァードをまとめ上げる力だ。
あなたにはそれがある。それが霧谷の目に留まったのだ。

性能解説

基本は範囲アタッカー。攻撃性能は普通のサブアタッカーである。ブラム=ストーカー特有のHP消費も痛い。
しかしシナリオ1回だけ強力な他者バフを飛ばすことができる。PC4と合わせてC値が5まで下がり、命中期待値は40以上増える。
雑魚を散らして道を開けつつ、ここぞという時に決定打になりうる高火力アタッカーを強化してあげよう。

支部長は一般的に、仲間をフォローしつつ事件の解決を目指すポジションになる。性能にもそれが如実。
コツさえつかめばロールプレイが苦手な人でもセッションの中で存在感を示すことができる美味しい役どころ。
オーヴァードになりたてのPC1、部下であるPC2。彼らに対してどんな接し方をするのか…あなたの理想の支部長を演じよう。
カヴァーはサンプルでは高校生だが、別に変えていい。逆に至高を見る者を高校生で運用してもいい。お好みで。

私に何があったのか

平凡な家庭、平和な生活、普通の両親、大好きな妹
オーヴァードなど知らない平穏な生活がずっと続く

と思っていた

ある日命じられた
「君がやれ」と
誰にか、何故なのか、何があったのか
何も覚えていない

気付けばUGNの駒のひとつだった
親元を離れ、妹にも会えず
ただただ与えられた仕事を忠実にこなした
任務達成のためなら損切りも躊躇なし
あの頃の私はきっと心のない機械だった

またある日支部長に任命された
その権限で家族に会うことにした

そのとき私の心は蘇った
家族を、ひいては困っている人々を助けられる力を
私は持ち合わせている
そう気付いた

ならば救おう
たとえ望まれていなくとも

詳細

クールな“できる”お姉さん
黒のロングヘアに緑のエクステ 覚醒したときに変わってしまった朱い右眼
ただし貧乳
バーテンしてるとき、たまに葉巻吸うとき、バイク乗ってるとき等々かっこいい場面が多い
人助けと甘いもの、家族(特に妹)が好き
酒癖の悪い客、正義に反するものが嫌い
仕事はわりとできるし人との接し方も上手い
UGN入りたての頃は自分の身も顧みずひたすら任務をこなす冷たい人間だったが
家族に再会すると「『守ることのできる力』を持つ自分にはやらなければならないことがある」と感じ
正義感の強い人間となった

血を扱う戦闘スタイル（刀タイプの赫き剣が好き）
戦況を把握して的確な命令を下す判断力
突発的な出来事への対応力
以上の戦闘力的な面から支部長に任命されたが
心が生き返った後、被害者への対応や心ある行動なども増え、益々評価が上がっている

命令された人間についてあまり覚えていない
あの頃の記憶は朧げであまり覚えていないことが多い
だが尊敬、いや畏敬を感じている

17歳の妹・紫音(しおん)がとても好き
夢前 夏月・藤堂 緋彗と同じ高校に通っているかなり歳の離れた妹
家族が自分よりも大事でその中でも特に大きい存在
しかし、もしオーヴァードの事件に巻き込まれでもしたら...といつも不安を感じている
とても仲が良い


助けるさ...君が望まなくともね

結局何があったのか

あるオーヴァードの男性がいた
血を操り多彩な攻撃、移動、撹乱が可能な高い戦闘力
状況を見て、感じて冷静に判断を下す判断力
コードネーム“紅の螺旋”

支部長、指揮官にはもってこいの人材だ
実際その仕事をしていた

しかし、彼自身も知らない能力があった
オーヴァードとしての能力を「転送」するものである

ある日、とある大学で事件を起こしたオーヴァードとの一騎打ちに惜敗
辞世の句を考えていた彼は近くにいた被害者に対して“それ”が可能なことに気付く

独断でその被害者に力を使用
それは受け手の許可などなくとも「命令」するだけで可能なものであった

正義感の強い、強すぎた彼は迷わなかった

君に...託す...『君がやれ』...

結果、彼の能力は被害者に転送された
彼は死亡
被害者は彼の力でオーヴァードを滅殺
UGNに拾われた

つまり彼女自身の力などではない
彼の力を移しただけなのだ
指揮能力も戦闘力も正義感も
彼のものだ

しかし、あるいは彼女が元々持ち合わせていたものと共鳴したのかもしれない
その可能性もある

どちらが真実かはもう誰にもわからない

これが彼女に起こったこと

つまり作った人の性癖詰め込んだ女性