容姿・経歴・その他メモ

日本に古くから伝わる剣術がある。
元は神様に舞を奉納する為のもの、そして花が咲き乱れる錯覚する様から「夜桜」と名付けられた。
その剣術を現代まで残している名家、桜花家に陽向は生まれた。
生まれて間もなく夜桜を継承、稀代の天才だった陽向は有頂天になり、他人を内心嘲笑うようになった、父親も例外ない。
容姿端麗、学業は常に上位、剣道部部長で全国大会で優勝もした。所謂勝ち組と呼ばれるそんな存在だ。
そんな欲しいものは全て手に入る彼だが、未だ手に入らないものが2つあった。
1つは友達、自分で全て出来てしまう為だ。
もう1つ、それが彼女、綾瀬 真花。今まで剣しか頭になかった為、恋を知らなかった。
今日この日、彼女がバスで隣に座ってきたんだ。少し浮かれてしまい話しかけようとした。

その日、そのバスは事故にあった。
多分死んだ、きっと死んだ、でも何もしてないのに死にたくない。
手を伸ばした、気が付いたら自分は生きていた。
ただ、何かがおかしい。声が高い？こんなに目線低かったか？今の自分は何で無傷なんだ...？

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