気怠そうで不機嫌そうな雰囲気を漂わせる目つきの悪い長髪の男性。
黙っていればかっこいいとも思われがちだが話す相手の男女問わず口が悪くよく相手を怒らせてしまっている。ただし交流を持った相手に対しては余り暴言を吐かない模様。
物事をあまり深く考えない性格で目の前のことに集中力を発揮するタイプ。良く言えば目前の観察眼に優れている、悪く言えば大局観の無い典型的な兵隊や仕事人タイプ。
趣味は競馬とパチスロと酒を飲む事。

元はFHの施設で《遺産》の適合実験の被験体として扱われていたが事態を把握したUGNにより施設が襲撃された際にUGNにより保護され、UGN京都幽日町支部が運営する勝持大学総合病院に収容された。リハビリ後、行く宛も無かったため京都幽日町支部に留まり表向きは院内清掃員、裏では数少ない戦闘ができるイリーガルとして働く事になる。

UGN壊滅後の現在は所属をイリーガルへと変えて在野に下り要請があった場合にのみ任務に参加している。

両親に売られたのか、それとも拉致されたのか、物心ついた頃には姉と共にFHの施設でFHチルドレンとして生活していた。厳しい訓練によって戦闘能力を磨かれたものの使い捨ての道具同然の扱いを受けた上に《遺産》への適合実験などにも強制的に参加させられ心が折れつつあった。

ある時、施設がUGNによって襲撃され混乱状態に陥った際に姉と仲間数人が脱走を試みたが「どうせ逃げられっこない」と躊躇して足を止めてしまう。その後脱走計画は察知され姉や仲間は再度捕縛されるが、何もしなかった自分だけがUGNに保護され施設から逃れることができてしまった。

FHの人体実験の結果もあり心身共に衰弱していたこともあり、UGN京都幽日町支部が運営する勝持大学総合病院に収容されて以後はそこでリハビリ生活を送り徐々に自分を取り戻していく。その過程でリハビリ担当をしていた「思兼 こゝろ」と出会い心を通わせていく。

その後、身体の傷も癒えてリハビリも完了したとして退院となるが行く当てもないためそのままUGN京都幽日町支部へと表向きは清掃員として、裏では正式なUGNエージェントとして腰を落ち着けた。

そしてFH蜂起が発生し世界がFHの統治下に陥った後に支部が襲撃に合うという事態が発生。患者を守るために最後まで抵抗すると頑なに動かないこゝろと共に応戦。襲撃者全てを撃退し患者を守り通すも侵蝕率が高まりジャームと化してしまったこゝろを自らの手で撃ち殺した。

現在はUGN京都幽日町支部を離れて無所属のまま各地でレジスタンスとして活動をしているが、その目的はFHの支配する世界からの脱却などではなく、大切な人を失った空虚さを埋めるためだけに戦い続けている。

モルフェウスの能力によって対抗種たる自分の血を混ぜ込んだ弾丸を作成し、同じく能力によって強化した銃で射撃を行うガンマンスタイル。オーヴァードとしての能力の制御が不得手で他のエージェントのように多数のエフェクトを使用することができないため戦闘においてはあえて自分自身を暴走させることによってオーバースペックな能力を手にしているが反動として1発撃つだけで武器が粉々に壊れたりもする。

ただその1発の破壊力がとてつもなく高いため、1発の弾丸だけで全てを解決する様子から銀の弾丸(ジャックポット)というコードネ－ムで呼ばれるようになった。

-思兼 こゝろ-
ロイス：〇慕情／悔悟

自分を"実験体"から"人間"にしてくれた掛け替えのない恩人であり自覚できていなかった想い人。彼女と出会った事で自分を取り巻く暗闇が晴れていたがFHによる病院襲撃の際にジャーム化してしまう。その最後の願いを聞き届けるかのように引き金を引いて最期を看取ったものの失ってからどれだけ大切だったかを自覚しそれ以来、心の中ではずっと雨が降り続けている。

-別世界の思兼 こゝろ-
ロイス：〇純愛／悔悟

あの奇跡の時間に触れ合うことが出来た別世界の『あいつ』。かつてやりたくても出来なかった事を二人で体験して少しずつ距離を詰めて行くものの、こちらの世界と変わらず色んな人に愛されている彼女を自分の我儘で引き留める事は出来ないと考えてしまい最後まで想いを言葉にすることはしなかった。

しかし最後の最後、決して口にできず伝える事が出来なかった想いをカードに『I love you』と綴ってこっそりと忍ばせた。それが呪いに変わってしまうとも思わずに。

Who-ya Extended / A Shout Of Triumph