オーヴァードによる新たなイデオロギーの創造、その趨勢を中心で観察し、動かすことが千綸の欲望だ。
未知の強大な力を得た時、人の世界はどう変貌するのか。
手始めに愚者の黄金ビジネスのプランを練っている。
オーヴァードを石に変えて加工し、売り捌く。死体処理、能力増強、研究など、あらゆる分野での利益が期待できる。プランが順調に進むなら、天文学的な額の金を掴むことも夢では無い。(裏社会よくわかんないので暫定そういうことにしとく)
力と金を動かす者として、裏社会で一定の地位を築く。
今は雌伏し、そのための根回しの最中だ。

千綸は父を尊敬している。
マスターエージェントとしての能力は確かで、彼の方針は我が子に対してさえ容赦がない。その徹底ぶり、冷酷さ、欲望への希求は血と共に千綸に受け継がれている。(おそらく。まだシナリオ始まってないけど……)
だが、父の欲望と千綸の欲望は違う。千綸は己の求めるもののため、セルからの脱出を画策している。
そして千綸は自分のモノを奪う人間を決して許さない。例えそれが肉親で、10年以上前の出来事だとしても。