容姿・経歴・その他メモ

【容姿】
　ダークブラウンの癖毛を肩くらいで切ってショートカットにしている。あまり理髪店には行かず、矯正したことはない。
　七分目くらいまで目を開いて普段は生活している。元々は眼鏡をかけていたものの、現場に出るようになってからはコンタクトへ変えた。美人というほどの顔立ちではないが、不細工でもない普通の顔立ち。
　肉体的には少し瘦せ型の普通の女性だが、体内に幾つかの植物を寄生させている関係で、腕や背中などに植物の根が浮き出て見える。
　総じて容姿にはコンプレックスがあり、フードを被って長袖の服を着ていたりと、あまり肌を見せようとはしない。アクセサリーも自分では買わないのだが、知り合いからもらったものが幾つかあり、それは偶につけている。

【経歴】
0歳:両親が不慮の事故で死亡。祖父の家に引き取られる。
5歳:毒草を食べて生死の境を彷徨う。
14歳:"花屋(フロレンス)"と出会う。この時の記憶はないが、覚醒。
17~21歳:どこかのタイミングでFHに診療所が襲撃され、祖父が死亡する。UGNに研究者として加入。
25歳:訓練を終え、エージェントとしての活動も可能になる。これ以降のどこかで黎子を養子に迎える。

履歴

植物使いのオーヴァード。荒事はあまり得意ではないが、秘められた可能性は大きい。

　元々は両親が早くに亡くなり、街で小さな診療所を営んでいる祖父の下で育った。祖父は千幸を虐げると言うこともなく、複雑な関係の割には優しく誠実に育ててくれた。千幸にとって、真摯に人と向き合うその姿は目標とするに十分で、不埒な道に進むこともなく育った。
　幼少期から花や植物が好きで、大学では植物学を学ぶ。将来は花屋などの植物に関わる仕事をしたい、と漠然と考えており、学生のうちから色々な植物を診療所に飾るついでに育てていた。ただ、いつの間にかその中に『新種の植物』が何度も混ざるようになっていき、千幸も流石に「不思議だな？」とは思うようになった。(この時点で覚醒はしていた)
　その後、『新種の植物』が見つかりすぎることを訝しんだFHに診療所が襲撃され、その際に覚醒していることが発覚する。そのまま拉致されそうになったが、UGNに救出されてそのままUGNに就職した。

　裏方で研究職(研究対象)として働く傍ら、自分と同じようにFHに襲われてしまう人を助けたいという気持ちを持っている。
　既存の植物にない様々な特性がある幻想的な植物を生み出して繁殖させることができるため、植物の研究をしている時間より、自分の能力の産物を研究されている時間の方が長い。本人にとってはあまり嬉しくないようだ。
　平時の戦闘能力ははっきり言って低い。しかし、生み出した植物が優秀なら尋常じゃない爆発力を見せるようだ。

　起源種に感染しているが、感染経路は不明。趣味の関係上、"花屋(フロレンス)"と何らかの関りがあった可能性がある。

【性格・人格】

　誠実で、淡々としているが面倒見がよい。目上の人間や初対面の人物と接するときは礼儀正しく振舞いを整えるものの、親しい相手と会話する時には中性的な本来の口調に戻る。立場に即した振る舞いを、ということを自分に課して律している。

　いちいち口に出したりはしないがギスギスした雰囲気が好きではなく、できればその場にいる全員が和気藹々としていてほしいタイプ。任務中、或いは植物に関すること・家庭のこと以外では滔々と喋るが、肝心要のところは深く語らない。一方で植物に関することになると急に早口になって語りだしたり、会話中に出た植物の花言葉を想起したりと、自我を抑えられないところがある。

　植物には深い愛情を持っており、無碍にする人には怒りを向ける。ただ、経緯や敬意はちゃんと斟酌するため、人を助けるために花壇に入ったり、花を手折ったりすることには怒らない。勿論、食べるために育てている植物は食べられるべきであるし、研究目的で育てているなら研究に使われるべきだ、と思ってもいる。
　植物には細やかな対応をする反面、自分には頓着していない(つまり、彼女は自分自身に興味がないのだ)。

【能力】

苗字は『蘭』の別称から。胡蝶蘭の花言葉は『幸福が飛んでくる』
"花屋(フロレンス)"はレネゲイドに感染した植物を売り、人を覚醒させているオーヴァード。通常種のほか、起源種、変異種、古代種など複数のレネゲイドウィルスを何らかの手段で増殖させていると思われる。
『起源種』だから『種の起源』という風に決めたものの、起源種にそういう効果があるのかは甚だ疑問。

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