容姿・経歴・その他メモ

常生（ときお）島UGN支部の支部長。
F県近海に浮かぶ常生島はかつてオーヴァードとジャームの戦いで滅び、100年は人の住めない地域と呼ばれた。
そこに降り立ったのがSHIGERUを始めとした5人のオーヴァードである。
地域の住民たちと協力し、20年かけて人の住める場所まで復興した。

何もない場所からの一からの復興──
それは瓦礫の撤去から始まった。
戦いの爪痕は非常に大きく、町一つが丸ごと瓦礫と化していた。
こんな島に船を出そうと思う人間はいない。船がなければ重機を運ぶこともできない。
しかも本土から重機を運び込むことはできても、その重機を扱えるものがいない。
そこでSHIGERUたちは船舶と重機の免許を取得した。
そして、自分たちの力だけで1年かけてすべての瓦礫を撤去したのだった。
そういったSIGERUたちの真摯な姿勢に対し、元島民たちは力を貸す決意をする。
その代表がAKIOだった。

瓦礫を撤去しても大地は荒れ果てている。
このまま家だけを建てて元島民を招いたとしても、生活基盤がない。すぐに立ち行かなくなるだろう。
そこでSHIGERUとAKIOは考えた。自給自足するための畑を整備しなければならない。
漁業も必要だ。戦いにより変形した浜を元に戻し、魚たちを呼び戻すのだ。
そういった方針をまとめるために、まずは港のすぐそばに仮設住居を設置し、そこを常生島の新役場とした。
復興の足掛かりである。

男たちは田を耕し始めた。幸い、F県は米所である。環境さえ整えば米が育つことは証明済みだ。
しかしジャームによる汚染物質の侵蝕は激しかった。
男たちは土を深く深く掘り返し、代わりに工事現場から出た安全な土砂に入れ替えていった。
来る日も来る日も土砂を積み込んだ船が島を往復し、その総量はなんと10万トン以上にも及んだ。

（以下、20年に渡る記録のため割愛）

かくして、SHIGERUたちのチームは3人となり、新たな門出を迎えることとなった。
完全なる復興への道はまだまだ遠い。だが、一歩一歩、我々はゆっくりでも確実に歩みを進めている。


──常生島新役場配布資料『常生島 復興への20年～AKIOの言葉～』より抜粋──

今回はFHに対抗する防衛設備を島に築くため、根室のヲンネモトチャシ跡まで調査に来た。

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