容姿・経歴・その他メモ

どこにでも居そうな普通の高校生……だった。
ちょっと純朴で、感情が顔に出やすいタイプ。
人に優しくできる人間を目指している。
国語はそれなりに得意だけど理数系は苦手。

父親の名前は呉井　彩人。　誰にでも優しい人で、いつもは尊敬しているがもっと自分の事を大切にしても……と思うことも。
感服/憤懣
母親の名前は呉井　四葉。　完全に父親を尻に敷いている。

一人称は俺。

優しさからか、あるいは今まで日常に居たからか。まだ力を振るう事へのためらいが残る。
……が、一度覚悟を決めると揺るがない芯の強さを併せ持つ。
愛する者の為ならば、ためらいなく人としての姿を捨て、
幼馴染にも友人にも、それが必要なのだと覚悟を決めれば拳を振るうことができる。
だがそれは、ひとえに誰かを救うため。

完全獣化したキュマイラとしての姿は、人間離れしたオーヴァード達の中でも輪をかけて人間らしさが薄い。
身体は昆虫のような甲殻に守られ、その爪は名刀のように冷たく鋭い輝きを放つ。
背中には長い触腕が生え、その先には同じく鋭い爪の付いた手が生えている。
バスの事故より始まった一連の事件の後、その甲殻は更に硬度を増した。

優しい父としっかり者の母親、
ちょっと気になってきた幼馴染み、
そして新たに友達になったクラスメイトに囲まれて。
悩みと言えば最近下がってきたテストの点くらい……そんな普通の高校生。

だが、そんな日常は脆くも崩れ去る運命にあった。

突然の事故。
死を覚悟する彼の前に与えられた選択肢は……人として死ぬか、人を捨てて生きるかの二択。
彼が手を伸ばしたその先に、彼の望んだ結末は待っているのだろうか。

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉


目覚めた力で大切な人を守り
友を力づくで止め
でも、守りたかったものを守ることはできた。
……ボロボロにはなったけど。
「あんまり、自分をいじめないで。それだけ……約束、して」
「約束、するよ。忘れないから」
「俺は、俺の事も守ってみせるから」
自分だけが覚えている、大切な恋人との約束。
それを胸に抱えながら、今日も日常を守るために彼は戦うだろう。
モットーは人にやさしく。
そして、自分を大切に。

"エンデ"をめぐる戦いの果て。彼は一人の仲間を得た。
それは喜ばしくも、少し苦い思い出。

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