容姿・経歴・その他メモ

履歴

過去に悔いしかないことを堅物で隠す諦観アラサー。

先天的なレネゲイドでは無い。
UGNに所属していた父親は優秀な人間だったが、自らの地位を全て捨て、ある女性と駆け落ちして子を授かった。
その子供が悟志である。
世間や周りからの目は冷たく、「ジャーム化した奴らと関わりがあるのではないか」と非難されるようになった。
両親は悟志を護りながら居を転々とするものの、確かに愛がある家庭だった。
しかし悟志が中学校に上がる頃、両親が交通事故に逢う。奇しくも悟志の13回目の誕生日であった。車からはひしゃげて何かもわからなくなったプレゼントが見つかった。その事故が本当に「事故」だったかの真偽は、彼に伝えられることは無かったが、やり場のない感情をレネゲイドに向けるようになる。
それから数年間はバイトに勤しみ、食べていくのがやっとな日々送っていた。
しかし苦しい日々の中でも幸せがあった。同じ職場に勤めるひとつ上の女性と親しい仲になったのである。
悟志が両親以外で初めて気を置ける存在だった。
それでも、幸せは長く続かなかった。
街を2人で歩いている際、通り魔に逢う。
正しく"魔"というべきそれから人間の脚で逃げることは能わず、道行く人の命を奪いながら2人の前にもやってきた。
想い人だけでも守ろうと彼女を引き寄せた瞬間、彼女の頭蓋は弾け飛んだ。
理解が及ばず目線を彷徨わせると、怪物の対角線上には硝煙を吐き出す銃口と、UGNと書かれた防護服に身を包む集団があった。
理解してしまった悟志があと覚えているのは、彼女の声と、自身への怒りだった。

UGNに保護され、そのまま所属することになった彼は、戦いのイロハや組織全体の規律を寸分違わず遵守するエージェントになる。

誰も守れなかった彼が目覚めた力は、他者を癒し支援する力だった。

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