元々はちゃんと人間。なので厳密に言うと、レネゲイドビーイングとして生まれ変わった時にジャームになった。
あと、アリスの本体となっているのはドッペルゲンガーの方、表に出ている方はあくまで虚像のアリス。だが、質感など触れられることを踏まえると、アリスという存在自体「ありえざる存在」なのだ。
まぁ、ぶっちゃけ、ちゃんと2人分の人格はあるし、本当に偽物って言えるかはわからない。

昔、二人の仲の良い姉妹が居ました。姉は性格が天然で難しいことはわからないことが多かったですが、射撃に対しては天才でした。妹はそんな天才の姉を影から支えることにしました。
そんなある日、FHに捕まってしまい、しばらくした後、姉は殺されてしまった。妹の方は瀕死になりながらも復讐のために襲ってきた者を全て殺し切った。
妹は姉の元に近づき、同じ場所でその命を終わらせるはずだった。

神の悪戯か、悪魔の囁きか、彼女たちは生きていた。姉からは力を、妹からは依り代となる体を
そうして混ざり合った2人は願った。
姉は妹の安全を、妹は姉の幸せを

「「アリスは2人で1人」」

君は、ジャームとして生まれた。だからジャームのための世界を求めた。ごくシンプルで当たり前の根源的欲求、君は仲間が欲しくてたまらないのだ。
レネゲイドの気配をさせながらも、人間でありたい、だとか、精神は人間だ、だとか……可哀想な気狂いばかり。
まるっきり犬になったつもりで吠え、犬と番い、犬と愛し合おうとする人間は、果たして犬か？分かりきったことだ。なのに、ダブルクロスどもは、真実を直視しない。レネゲイドは人間ではない。純然たるレネゲイドの意志を持つなら、全てオーヴァードはジャームなのだ。だから、ジャームにはジャームの国が居る。