祖父がかの、安倍晴明に世話になった過去があり安倍晴明と日本という国に興味を持ち20歳の頃に渡来。
渡来してからある事件が起きて、とある陰陽師に救われ、年の離れた友人としてその陰陽師と交友している。

日本にきて1年くらいたったころ、異形なモノに襲われ一度は死にオーヴァード化。暴走しかけたところを吉平に救われる。
以降、恩義を感じ吉平の力になろうと尽力している。現在は、年の離れた友人として接している。彼と飲む酒は格別だと思っている。

検怪異使の任務中、紫翠は偶然、ケガを負った小さな白蛇を助ける。それは水の加護をもつ物の怪だった。
手当をしてくれた紫翠になつき、こっそりとついていくが、紫翠が怪異に襲われ死にかけたのを見て、なんとか紫翠を助けようとしていた。が、未熟ゆえに何もできず紫翠が命を落としてしまったことを後悔しており、今度は力になれるようにと彼の側についている。

祖父が生前時、わけあって日本に来ていたとき、怪異現象に巻き込まれ片足が不自由になってしまったとき安倍晴明がその怪異を解決し、無事国に帰れたという話をきいて、安倍晴明という術師に興味をもち、成人したら日本を訪れ、その術師のことを探すことを決める。
結果、日本にきて、宋の知識を活かしながら安倍晴明について調べるために検怪異使の見習いとして活動していた。
有名な陰陽師であるが、すでにもう亡くなっているというのを聞いて、落胆しつつも安倍晴明の活躍について話を聞き続け、彼に子がいると知り、いずれ会ってみたいと思うようになった。
そんなある日、仕事を終える帰路の途中、異変を感じてそちらにいけば大きな池の辺り一帯が凍っており、そこに巨大な怪異が出現していた。このままでは、まずいと怪異に刀をむけて倒そうとするが、仕事を終えた直後の疲労もあってか、苦戦をしいられる。
氷を操るその怪異は、紫翠の足を凍らしそして、ツララのような氷で紫翠を貫く。貫かれ、体全身が凍り、命を落とすが怪異の術がかかった氷の結晶が紫翠の血液に交じって体内に取り込まれていき、覚醒しオーヴァード化する。
覚醒直後理性を失いかけた紫翠を助けたのが、異変を聞きつけ駆けつけた陰陽師の安部吉平である。
意識を失った紫翠を自身の自宅に連れ帰り、介抱を行った吉平に紫翠は一生分の恩を作ったとここに残り、彼が必要となったときはいつでも力になると約束し、現在に至っている。