容姿・経歴・その他メモ

※本文中に登場する実在の地域・団体とは一切関係ありません。



　UGNレネゲイド災害緊急対応班“マルコ”の隊長。どのような脅威に対しても臆することなく苛烈に戦うその姿から、“獅子の心臓”(ライオンハート)と呼ばれている。

　性格は豪放磊落。声がデカくて少々喧しい。戦闘以外てんでダメというわけではないが、面倒臭くなると「細かいことはよくわからん！」と副隊長に丸投げしがち。いつもありがとうございます。また子供好きで、UGNチルドレンに対してもつい甘やかそうとしてしまう。

　前述の通り平時では一見すると「大雑把でうるさいが気のいい人」だが、ひとたび戦いとなると一転して恐ろしく苛烈な戦士と化し、敵と定めたものは完膚なきまで叩き潰す。座右の銘は「殺すまでが戦い」。

　レネゲイド災害『古代ダキアの紅月祭』が発生した当時、地域住民を守るために自ら直接現場に赴いて奮闘した結果瀕死の重傷を負い生死の境を彷徨った。紅月祭の領域の影響で本来持ち得るはずの治癒力を失っていたため肉体の再生が間に合わず、本人の意向により機械化手術を施され生き永らえた。現在は全身の約7割を機械に置換している。

　UGNに所属する以前はとある難民支援機構のメンバーとして活動していたことが明らかになっているが、難民支援機構以前の経歴や出自は不明。年齢も不詳。“レグルス”という名も本名ではなく偽名である。しかし高度な戦闘訓練を受けていることは確かで、どこかの軍の兵士だったのではないかと噂されているが、真偽のほどは定かではない。元いた難民支援機構とは未だ繋がりを保っており、組織を離れた今でも彼らを通じて難民への支援を続けている模様。

経歴について

　本名“レオン・エーリッヒ”。40歳。

　イスラエル国にてドイツ人の父親とユダヤ人の母親の間に生まれる。ユダヤ人市民の義務として18歳で徴兵されたが、3年の兵役を終えてもそのままイスラエル軍に従軍し続けた。

　ある日ガザ地区を侵攻する部隊に加えられ出撃するも、抵抗する術もなく逃げることしかできない住民たちに銃を向けることへ強烈な良心の呵責が芽生え、難民キャンプを攻撃する味方の銃撃から住民を庇って瀕死の状態に陥る。そして薄れゆく意識の中、理不尽に殺戮されようとしている人々を守る力を渇望しオーヴァードに覚醒。そのまま覚醒の勢いに任せて自身の部隊を壊滅に追いやり、自らの死を偽装して軍を脱走した。

　脱走後は“レグルス”と偽名を名乗り身元を偽って難民支援機構に接触、メンバーに加入。自身が異常な力を持った人間であることは隠しつつ、難民たちへ支援物資を配ったり、破壊されたインフラの復旧作業に精を出したり、毎日のように起こる様々なトラブルへ対処したり、時に侵攻してくるイスラエル軍と衝突したりといろんな意味で充実した日々を送っていた(Dロイス：守護天使)。

　そうした支援活動の中で、あるときひとりの難民の少女と知り合った。両親を亡くした少女にレオンは哀れみを覚え、可能な限りの時間を共にするようにした。二人は徐々に親しくなり、やがては本当の兄妹のようになっていった。しかしある日突如として発生したレネゲイド災害に共に巻き込まれてしまい、成す術もなく彼女を目の前で喪い絶望の底に叩き落とされた。

　その後災害現場に駆けつけたUGNエージェント(PC4/安心院幸稔)に発見・保護され、そこでようやく自身がオーヴァードと呼ばれる超人であること、UGNというオーヴァードたちの組織が存在していることを知る。そしてUGNに勧誘され、「自身の詳細な経歴は伏せたままにする」という条件の下UGNにエージェントとして加入。妹のように可愛がっていた少女を喪った苦い経験からレネゲイド災害で命を落とす人をひとりでも多く救いたいと強く思うようになり、自ら志願してレネゲイド災害緊急対応班に加わった。

　しかし脱走兵であるためUGNに迷惑をかけてしまうかもしれないと悩み、上記の経歴は直接の上司であるテレーズ・ブルムにのみ明かしている。脱走兵という爆弾であるにも関わらず自身をR災対に置いていてくれている彼女に恩義を感じており、彼女の期待には全力で応えたいと思っている。

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