容姿・経歴・その他メモ

一般人に寄生し、その体を蝕む異形。
究極生命体を生み出すFHの魔術プロジェクトによって生まれた。

「対オーヴァード戦を想定し、レネゲイドウイルスを吸収し全ての攻撃を無力化。
体は分裂し、分体からの再生、融合を繰り返すことで戦線を維持可能に。
吸収したウイルスや遺伝子を解析し、記憶情報の読み取り、基礎戦闘能力の増加に貢献。」
というカタログスペックを実現するために、世界中の魔術士オーヴァードが集まった。

作り方は難しい。
あらゆるジャームの遺伝子を黒鍋に入れ、煮込む。
そうして奇怪な芋虫やヒトデ、カラス、死体などが生まれる。それらを再び黒鍋入れて煮込む。
永遠に繰り返し、占星術によって定められた回数に達したら、土器を作るように液体を垂れ流す。
あとは十三種類のピュアシンドロームの血、七十八種類のクロスブリードの血、八百五十八種類のトラブリードの血を流し、呪文を唱える。
さすれば我らが望み究極生命体"ジャガノラ・トロス"は生まれよう……




「なんやこれ？
　じぶんら、なにしてん？」
究極生命体は関西弁だった。



「Você pode falar em inglês?（ヴォセポジファライングレス？）」
魔術師達はポルトガル語だった。



そこから二日が経過した……

一日目は人を食い、おいしい思いをする。
次の日には殺し崎死ね子に襲い掛かれ、追加でUGNが乱入。死ね子は悔しい思いをしながら撤退した。
その後UGNの咏互潮葉によって世界やレネゲイドの事を軽く教わった。
そしてメモリーをダイブされた。しかしアルーテに記憶など、無い。
失う記憶すら存在しない。あるとすれば、949種類以上の残留遺伝子。
「あなたはまず、道を探したほうが良いね。
　人生の道、ライフロードを」
「なんで倒置法やねん」

生まれたてなので、よくわからん。とりあえず目的を探すためフラフラと出会きはじめた……
お、この女うまそうやな。ぱくっーーー

「お前はなんや。何を目的にしとるんや？」

体から異形を生やす戦闘スタイル。
究極生命体の名は伊達であるため、吸収能力は無いし、不死身でもない。
多少の分離能力と変形能力はあるが、オーヴァードとしては相応程度。
生体侵入能力で他人に入り込むことが可能。基本的には人の皮を狩って勝手に借りる。
そして言うほど、関西弁ではない。

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