容姿・経歴・その他メモ

深い藍色の髪に赤い瞳の少女。
生まれはロンドンであり、教会に併設された孤児院で多くの"兄弟姉妹"と共に育つ。
その中でも1歳下の妹リリシアと一際関係が深く、「本物の姉妹」であるかのように見られる事も少なくなかった。

しかし、その孤児院はFHの息がかかった施設であり、オーヴァードの才能を見出された者は訓練施設へと連れて行かれるシステムになっていた。
リリシアとナエムもそのようにしてFHチルドレンとして過酷な訓練を受け、ナエムは特殊な兵装を渡されるほどにまで才能を開花させるものの、ろくに実戦経験もないまま施設はUGNの襲撃を受け崩壊。

持ち前の強い意志や、孤児院に入ったのが少し遅かったこともありFHの洗脳を自力で克服したナエムだったが、リリシアは既にセルの幹部に連れ出された後であった。
生きる支えを失ったナエムはその後、幽鬼のように裏社会を渡り歩く暗殺者となり活動するものの、ある時九龍城砦でUGNに捕縛される。
FHの被検体であることが調査で発覚し、治療等の兼ね合いで日本に移送された。

現在は治療プログラムの一環として日本でただの学生として暮らせるように支援を受けているが、「戦わないと逆に狂いそうになる」という本人の意向を受け、時々依頼を受ける形に落ち着いた。

過去の経験から誰かとの関係性を作ることをとても恐れており、「私に関わろうとする人はみな死んだ」とまで言うことがあるが、本心では繋がりを求めており、離れ離れの妹であるリリシアのことも未だ諦めきれずにいる。

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