母親と兄がおり、二人とも非オーヴァード。父親は三和が物心ついた時から家に居ない。
幼い頃に母親に父親について聞いた事はあるが、はぐらかされてしまいそれっきりである。
今では三和本人も「まぁいっか」とそんなに父親の事は気にしていない。
母親と兄が非オーヴァードであるにもかかわらず、三和が生まれつきのオーヴァードである理由として挙げられるのは『父親がオーヴァードである可能性』である。
しかし、父親は川口家から姿を消している為、真相は定かではない。

覚醒:感染でオーヴァードとなった男。ノーマルの女性(三和の母親)と出会い、恋に落ちて結婚した。
その後、ノーマルの長男(和都)が生まれて4年間は家族円満に過ごしていた。しかし、生まれつきのオーヴァードである次男(三和)が生まれた事で状況は一変する。
後天的なオーヴァードではなく、生まれながらにしてオーヴァードであった三和を『化け物だ』と嫌悪した父親は生まれたばかりの新生児である三和を殺害しようとした。
しかし我が子を守ろうとする妻にそれを阻まれ、さらに妻は『息子を殺そうとするような人とは一緒にはいられない』と離婚を突き付けて二人の子供を連れて彼の元を去って行ってしまった。

母親が三和に父親の事を聞かれて、はぐらかしたのは『実の父親が自分を殺そうとしたなんて知らない方が幸せだ』という気遣いからである。

家族と公園に遊びに行った際にヴィランが起こした事件に巻き込まれた。
ヴィランが放ったレネゲイドのエフェクトによる衝撃波の巻き添えになる形で公園の傍を流れていた川に落下しそうになった所をヒーローである“フェンリルバイト”に助けられた。
それ以来、三和は「フェンリルバイトのようなカッコいいヒーローになりたい！」とヒーローに憧れるようになった。

ちなみに生まれつきのオーヴァードだった為、ヴィランが放った衝撃波に当たっても死なずに吹き飛ばされるだけで済んだ。
結構な大怪我はしたらしい。非オーヴァードだったら死んでたレベル。

今までのヒーローランキングはルーキーらしく低めの順位から変化が無かった。これは単独のヒーロー活動においてヴィランを取り逃がす事が多かった為である。本人は自身のヒーローランキングの順位にはあまり興味がない為、順位の低さは気にしていない。
あと一歩でヴィランを捕らえることが出来そうな場面でも一般人が危険に晒されたのならば“ヴィランを取り逃がしてでも”人命救助を優先していた。
本人の考え方としては『ヴィランを捕らえる事が出来る強いヒーローはたくさんいる。ヴィランは取り逃がしても、きっとそのヒーロー達が捕らえてくれる。でも目の前で危険に晒されている一般人を助けられるのは、その場に居合わせた自分だけ。だったらどちらを優先するかなんて分かりきってる』という感じである。

現在のヒーローランキングは6位。トップヒーローの仲間入りを果たしたが、ヒーローオタクっぷりは未だに健在。隙あらば他のヒーローのサインを求め、ヒーローがいる人だかりへノーマルに混じってヒーローノートを片手に突撃していく。

自分がファンであるヒーローのサインを集めたノート。現時点では以下のヒーローのサインが書かれている。
・--位　パラディン
・9位　知識の探究者(Mドクター)
・4位　双天銃(オルトロス)
・51位　ディアボロス
・19位　ブラックアウト
・4位　聖・ブラック
・67位　オケラ獣人
・23位　ハイブリッツ
・3位　フェンリルバイト

ノーマルの学生が多い『一下(いっか)高校』に通う高校2年生。自分以外の家族がノーマルである影響で、ヒーロー養成校である夜来学園ではなく、ノーマルの高校に通っている。
生まれつきのオーヴァードであった為、幼少期から母親に連れられて施設に通ってレネゲイドの力をコントロールする訓練を受けた。その甲斐あって『ノーマルに混じっての生活が可能』と判断され、小学校や中学校と同様にノーマルの高校である一下高校への入学が許可された。受験？ノイマンシンドロームを持っているのでイージーモードでした。