容姿・経歴・その他メモ

かつて「天才」と言われていた、生化学のスペシャリスト。
その筋では有名な大学を博士課程にて首席で卒業し、若くしてとあるウィルスを研究するラボの主任を任され、同世代のメンバーと「ウィルスが持つ持続可能エネルギーの抽出法」を探っていた。
休日は個人所有のコテージで読書を嗜み、同僚の恋人が作る料理に舌鼓を打つ。
それが彼の日常だった。

だが研究の進捗は芳しくなく、彼は周囲からの期待に、押しつぶされそうになっていた。
そして憔悴しきった彼は、恋人(として彼に近づいたFHのスパイ)に誘導され……、気がつけば培養されていたウィルスを自らに注射し、オーヴァードとなって暴走した。
UGNに拘束された彼が自分を取り戻したとき、恋人は意識不明の重体で、ラボも設備もデータの復元が困難なほどに破壊されていた。
器物損壊、殺人未遂の罪に問われるはずだった彼は、事故死として処分された。UGNの情報操作によって。

植物状態の恋人を人質に取られ、戸籍も失った彼に残されたのは、「落書きを怪物として出力する」チカラだった。
ジャバウォック――彼が具現化する恐怖の投影は、今日も敵を狩り続ける。
それは死に場所を探す旅路。｜彼が求める罪の清算《ヴォーパルソード》は、果たして世界のどこにあるのか。

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