容姿・経歴・その他メモ

UGNの支部がない地方都市にある学校で生徒会長をしている少女
地元の名士であり大地主の家の娘。文武両道に秀でており物腰柔らか、礼儀正しいお嬢様

飛島家は商売で成功をしており、過疎化が進む地元の地域活性化に大きな力を貸し、土地として持ち直した経緯があり、近隣の大人たちは良くも悪くも飛島家や初美を気にかけている。特に高齢者の中にはお姫様(おひぃさま)などと崇めるものもおり、本人はやめて欲しがっているがやめてもらえない

誰もが認める『完璧令嬢』だが、本人としては窮屈さも感じている。当然である。住民の殆どが顔見知りという狭い土地の中、その中でも特に常に注目を集め、いつでも誰かに見られる。ある意味では監視される生活では、気を抜けることが殆どないのだから
それでも他者から寄せられる期待には応えようとしてしまう性分と『応えられてしまう』才覚故に悪循環は重なっていく
周囲の期待に応えれば応えるほど、次もまた、あの人は完璧だから、と無責任な期待を寄せられ、それにも応えてしまう。それが当たり前になっていく

同世代の中でも『特別』であるため、チヤホヤされ慕われるが同時にやっかみの声も少なくない
好意的にせよ悪意的にせよ、誰もが言う
「あの子は特別だ、私たちとは違うんだ」
そうして、人の輪の中にいてもその中にはいない、浮いた存在になっている側面がある

大人たちからも、将来は家や地元のため、この土地をさらに盛り立ててくれるだろうと期待されてしまっている

穏やかな表情の内側で、そんな周囲の期待という鎖に雁字搦めにされ思い悩む、一人の普通の少女がいることに、気付いているものは少ない

真島さんとは親友
真島さんが恋心を抱く大学生の家庭教師の男性とは幼なじみ

周囲の人間はその学生と初姫さんを『お似合いのカップル』だと思いくっつけようと余計な世話を焼いてくることも

実際のところ幼なじみ学生君と初姫はお互い友人として大事に想ってはいるが、恋心は一切ない

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